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移転費に根拠なし [国際問題]

沖縄の負担を軽減するために在日米軍の基地移転が様々な波紋を生んでいる。
沖縄に駐留する海兵隊をグアムに移転させることが政治決着したのだが、なんと米軍から「グアムに基地を作るのにお金がかかるから日本が出せ」と脅迫を始めたのだ。
それもなんと総76億ドル(9,120億円)かかるうちの75%(4分の3)を負担せよと言ってきている。と言うことは約6,840億円出せって言っている訳で常軌を逸しているとしか思えない。
自衛隊が訓練できるようにするとか色々理屈を付けているようだが、とても納得できるようなものではない。

それどころか、なんと9,000億円を越える費用の内訳を問いただしたところローレス国防副次官は額賀防衛庁長官に対して「根拠はない」と断言している。
積算根拠が無いのになぜ他国に負担させようとしているのか。額賀長官も仕方無く3月(の最終報告)までには
根拠を示させるとして火消しに躍起だが、もともと日本に全額負担させるつもりで居るのだから暖簾に腕押しだろう。

理由が如何なものであれ国外の基地建設に費用負担するのには絶対反対である。
これが通れば次はイラクにある米軍基地の強化に費用を求められるであろうし、イラン攻撃のための最前線基地建設を求められるかも知れない。

国会は無駄な議論に時間を費やし本質に関わることへ真剣に取り組みをしていない。
だいたい、昨年10月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)の中間報告で「日本政府は、米国政府と協力して、グアムへの移転を実現可能とするための適切な資金的その他の措置を見いだすための検討を行う」と合意がなされていたなどと言うことをどれだけ国会で論議したのか。
野党は目立つことばかりしていないでもっと他にすることは無いのか。


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