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やっと結審した光市母子殺害事件 [山口県光市母子殺害事件考]

もうこれっきりにしてくれ



あっと言う間に一ヶ月が経っていた。
先月14日に予定されていたにも関わらず人権派弁護士がすっぽかしという法廷戦術によって遅延させられていた「山口県光市母子殺害事件」の再度の口頭弁論がやっと開かれたのだ。
まぁ、最高裁から史上初めて「出頭在廷命令」を出され逃げ道が塞がれていたわけだが、人権派なら何かやりかねないと不安な気持ちもどこかであった。
実際、昨日の時点で、人権派弁護士は「当日は出廷する。前回は被害者遺族に申し訳無いことをした」と謝罪を含めたコメントをしていたのでまさか逃げるわけには行かなかったのだろう。

謝罪にしたって、人権弁護士の常套手段をとっただけのつもりだったのに、余りに社会的反響が大きすぎてビビったので仕方無くしただけだろう。
それに、もう次の仕事が見つかったもんだから、歩の無い負け試合は早めにずらかろうとしたのだろう。

さて、法廷では相も変わらず重箱の隅をつついて見つけたような恐ろしい言い分を展開させた。
なんと「遺体の鑑定書からは、被告は逆手で主婦の口を押さえようとしたことが見て取れる。声を立てたのを押さえようとして手が首にずれてしまったので、殺意はなかった」として一審、二審が認めた殺意を否定し傷害致死であると宣うたのだ。
殺意が無く偶発的に死に至らしめてしまった、というのであれば何故に死姦できるのだ?人権派弁護士はなんと死姦だから強姦じゃないとまで言っている。
普通誤って殺してしまったのなら焦ってしまって一刻も早く逃げ出したいところだろう。それを死姦したあげくに乳児をいたぶり殺している。どうして殺意が無かったと言えようか。
乳児を殺したのも傷害致死なのか?「泣き止ませるためにひもを蝶々結びにしただけ」って全く意味が分からん。これがわかるなんてさすが人権派。

この殺人鬼、もう殺された主婦よりも長生きしているんだ。そんなこと許せないだろう。
一審、二審の時には何も語らず、検察側の上告審であるこの場所で「原判決を見直し、下級審へ差し戻せ」という恐ろしいことを言っているのだ。
殺人鬼側から上告していないのだから、差し戻しを求めることなどできるのだろうか。では、一審、二審の裁判というのは一体なんだったのだろうか。検察が上告しなければ「嘘の真実」をもとにした判決で無期懲役なっていたということなのだろうか。
そして、弁護側が「あれはえん罪だ」というつもりだったのか。「えん罪事犯」が実はこういうプロパガンダとして弁護側によって創り出されたものすらあるのではないのか、とすら疑いたくなる。

こういう弁護士が人権を語っている事自体、「人権で飯が喰える」と言われる日本の悪癖だ。
この安田好弘弁護士は、あの耐震強度偽装事件の主犯格と言えるヒューザー社長小嶋進氏(オジャマモン)の弁護も引き受けているのだ。そんなことしてる暇が彼にはあるのだ。何が1ヶ月では補足説明書が作れないんだ???
安田氏を支援している人たちが居る事が日本で人権が確立されない一因だと考える。積極的に擁護論を展開している宮崎学氏はどう語るだろうか。

ただただ、温情裁判官浜田邦夫裁判長が「弁護側が1カ月以内に補足の書面を出せば受理する」としたことについては最大の過ちであると断言する。
一日も早い判決を求める。ただ、残念なことに弥生さんも夕夏ちゃんももう戻ってこない。

一言追記したい。私も人権が重要なことを理解している。だからこそ、「人権擁護」の精神を弄ぶような行動をとる連中には極めて深い不信感を持っており追求しているものである。

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コメント 16

山中鹿次

親子の無念さや恨みの部分もわかります。ただ死刑にすれば命が帰るのでなく、少年法の廃止を前提にしてもいい。こういう場合や永山則夫や麻原に命令されたサリン実行犯など、無期ではなく終身刑があればと思います。
by 山中鹿次 (2006-04-19 11:46) 

あまちゃん

最初は、なぜ、殺された奥さんが辱めを受けたのを発表していたのか。不思議でした。
しかし、この事実があるのとないのでは、聞いた人間の判断が変わります。
以前にも書きましたが、自分の大切な人がそんなめにあったら、優しくない自分は極刑を望みます。
by あまちゃん (2006-04-19 22:02) 

サファイヤ

この弁護士は、注目を浴びたいだけなんじゃないですか?
傷害致死?ふざけるなです。殺されたお二人の人権はどうなるんですか。
この殺人鬼は、まったく反省していないらしい。再犯性が高いです。
極刑しかないでしょう。
by サファイヤ (2006-04-19 23:08) 

南雲しのぶ

山中鹿次さん、コメントありがとう。
死刑という刑罰は誰のためか。それは被害者のためではなく社会正義のためでしょう。
更生が出来ないのであればもう致し方ありません。
終身刑という考え方も良いとは思いますが、刑罰加算でも良いかも知れません。
ただ、死刑の運用は厳正にされなければなりません。一時の感情だけでなく。
by 南雲しのぶ (2006-04-20 06:33) 

南雲しのぶ

あまちゃん、コメントありがとう。
本村洋氏も断腸の思いがあったでしょう。
私も突然、このような形で愛する人を奪われる気持ち、とても生きて行けないかもしれません。
もうこんな犯罪が起きないで済むような社会にしなければなりません。
by 南雲しのぶ (2006-04-20 06:38) 

南雲しのぶ

サァファイヤさん、コメントありがとう。
この弁護士の経歴からすると単なる目立ちたがり屋というのが良くわかります。
だいたい、人権派と呼ばれる人の多くが、真っ向勝負では勝てないから「人権」という錦の御旗をかざしているだけです。虎の威を借る何とやらなのでしょう。
反省の無い殺人鬼には一刻も早い司法の決着をつけて欲しいものです。
by 南雲しのぶ (2006-04-20 06:43) 

山中鹿次

ただ人間は永遠に反省しないのかや、弁護士は社会的に見てどうかではなく、被疑者が有利な立場を述べるのが仕事でもある。そこの兼ね合いは難しい。だから陪審制度の導入とか司法を一部の人のものにしないことも、求められているのでしょうね。
by 山中鹿次 (2006-04-20 07:00) 

南雲しのぶ

山中鹿次さん、コメントありがとう。
被疑者の「基本的人権を擁護」することであって「有利な立場を述べる」というのでは無いです。それに「有利な立場を述べる」という前に「社会正義を実現するために」がつきます。社会正義に叶わないことをして良いものではありません。
では、社会正義ってなんなんでしょうね。
殺人鬼側はこの最高裁では守る以外の手段がないからといって、法廷を混乱させるような「欠席」という戦術を取って良いということにもつながらないでしょう。
山中さんは、今回の安田弁護士のとった手段が社会正義に叶っていたと思いますか?
by 南雲しのぶ (2006-04-20 07:51) 

femto

今度は・・・そんな弁護士さんの奥様、娘様をターゲットにするんですね と 犯人に言って・・・裁判を終わりにしたい 気分になるのは・・・。
許されますかしら・・・  ( -。-) =3
by femto (2006-04-20 16:43) 

山中鹿次

安田弁護士の欠席は反対です。ただどういう風な形で亡くなったのかわからない以上、弁護の主張内容自体はありでしょう。100に一つでも
えん罪をさけることをさける考えも許されるべきです。殺人鬼かどうかは私には判断できません。司法の判断に委ねるべきで、公然の目撃で明瞭でないことや、未成年なら終身刑が私は適当だと思いますが。大岡越前の裁きみたいに反対尋問もくそもない社会ではないので、あなたがそう思う自由も、判決には従うにしろ、弁護側の欠席のようなやり方はともかく、主張は認められるべきでしょうな。
by 山中鹿次 (2006-04-20 17:58) 

南雲しのぶ

makoさん、コメントありがとう。
性犯罪は習慣性がありますからね。更生して戻ってこれるとはとても思えないですし、戻ってこられて隣に住まわれても・・・。
怖い世の中になりました。
by 南雲しのぶ (2006-04-20 20:51) 

南雲しのぶ

山中鹿次さん、コメントありがとう。
ちょっと待ってください。この裁判では、一審の時点で被告側は控訴していないのです。それも殺害の計画性が争点となっていて、殺害自体を否認はしていません。
山中さんの仰りようでは、現行犯でなければ、いや裁判官が犯人が被害者を殺すところを見なければ死刑にできないどころか冤罪になると言うことになってしまいます。
では、なぜ一審後に控訴しなかったのでしょうか?まさか、7年も経って今更思い出したなんてことではないですよね。
普通、検察が控訴したら駄目モトでも弁護側も控訴するのが当然です。そらすらしていない。ですからその時点で事実事項については確定しているわけです。それを弁護側から靴返すこと自体、司法制度を揺るがす大問題なのですよ。
それでも主張を聴かねばなりませんか?では一審、二審は何のために開かれたのでしょうか?弁護側の法廷戦術以外何ものでもない悪あがきにはとても付き合いきれません。
by 南雲しのぶ (2006-04-20 21:05) 

山中鹿次

ただそれは弁護側の戦略的あやまりです。たとえば痴漢で泣き寝入りしている人もいれば、携帯電話を電車で注意した男性に女性が逆切れして、痴漢されたと申し出て有罪にされかけたケースもあり、テレ朝のザスクープなんかでよくあるように、今も相当えん罪がある。正義感に駆られて猜疑心を持たないと、結果的に今回死刑になっても私は反対までせず、黙認しますが、さりとてかばう論理も一方的に批判しない。安直に正義感にかられていては、自分が無実の罪を押しつけられる危険をはらむことも忘れては行けない「正義を疑え」です。
by 山中鹿次 (2006-04-20 22:10) 

南雲しのぶ

山中鹿次さん、コメントありがとう。
弁護士側の戦略的誤りと言ってしまえば簡単ですが、前任の弁護士も含め元工員の弁護士は私撰です。国選のやる気のなりものとは異なります。まぁ、それは良しとして。
裁判で決定したことを真実と言わねば何を真実ということになるのかという事を考えなければなりません。まぁ、それも良しとして。
安田弁護士の弁論が真実と理解し得るような内容だったらこのような非難もなかったでしょう。1回すっぽかしておいてそれだけかよ。ということだけです。
by 南雲しのぶ (2006-04-20 22:41) 

美女

痴漢変態強姦多すぎます。変態犯行重ねるうちに、変態偏差値上昇、凶悪犯罪も増えています。

拳銃携帯要求。凶悪性犯罪者からは、なかなかつかまらないので、泣き寝入りです。
似た見た目のものが、小学生も被害にあってます。

被害者の死人にくちなし・・・犯罪者生存。
by 美女 (2007-07-16 01:45) 

南雲しのぶ

美女さん、コメントありがとう。
報道されないだけで、全国各地でこのような事件が頻発して居るのかも知れませんね。
人を殺したのであれば責任を負わねばなりません。
by 南雲しのぶ (2007-07-16 06:27) 

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