SSブログ

綿井健陽ブログを読む [山口県光市母子殺害事件考]

「殺せ、殺せ」の大合唱

ジャーナリスト綿井健陽氏のブログを読むと、この人も実はジャーナリストではなくマスコミュニケーターなのだと感じる。 これをも読むと、これに書いたあった、のオンパレード。 これでは我々素人メディアと変わりはない。 同じ書くでもせめて自分の言葉で書いて欲しかった。


まぁ、それはさておき、氏は山口県光市母子殺害事件では安田弁護士の側に立っているようだ。
そして「何がなんでも死刑反対」の人でもある。

安田弁護士がなぜ非難を浴びているのか。
簡単なことなのだ。
自分たちの主張を市民に受け入れてもらえるようにプレゼンテーションしなければならないのにしていない。
言い換えれば「自己主張」だけなのだ。筋は通っていて確かに彼の言うとおりなのかも知れない。
しかし、市民はそれを聞く気にならない。
あの横柄な態度と言動が輪をかけていることは簡単に理解できることだ。
それに引き換え被害者側の本村氏は、その点に長けており市民の気持ちを上手く誘導している。
それが良いか悪いかは別として。

常に法律の鎧を身にまとい、上から市民を見下ろしている安田氏を始めとするシンパたちにはわからないだろう。

今回の事件発生から裁判の過程で綿井氏の言うように「殺せ、殺せ」と聞こえる声も、別に死刑にして欲しいと願っているわけではない。
あの事件における最高の刑罰を科して欲しいと願っているだけだ。
もちろん、殺人罪と過失致死罪では違うとか、司法に詳しい人は言うだろう。ししかし、二人の人が惨い死に方をしているという事実に対して、殺意があったかなかったか、などということを市民は問わないのだということだ。
少なくとも加害少年は人を死に至らしめたことは認めているのだから。

この綿井氏の記事には色々参考になる情報が含まれている。
良くも悪くも読んでおいて損はない。

 


nice!(0)  コメント(18)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 18

kenji47

>二人の人が惨い死に方をしているという事実に対して、殺意があったかなかったか、などということを市民は問わないのだということだ。

この点をしっかりと審理し判断することは重要だと思いますよ。
交通事故でも多数の死者が出ることがありますが、あれは普通、業務上過失致死として扱われるのであって殺人罪となるわけではありません(故意にやったら殺人罪ですが)。

刑事責任は結果責任なのではなく、故意・過失という犯人の主観面の違いによって責任の重大性は異なってくることをご理解いただければと思います。
by kenji47 (2006-07-11 11:07) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
ん~、いつも思うのですが、kenji47さんのおっしゃっているのは法律論だと思うのですよ。
法律は守らねばいけません。刑罰を課すにしても。
いま私の言っていることは、市民感情でしかありません。
人の死に殺意があったから無かったからといって刑罰がかわるというのは時代に合わないではないか、と私は思っています。
間違って殺して(過失)しまったから、殺意があった(殺人)からという犯人の主観の違いではなく、人が死にその死に方がどうであったか、が重視されるべきではないかと私は考えます。
仮に殺意があってもやむにやまれずと過失であっても飲酒して運転して轢いて(危険運転致死罪にならない程度の)しまうのとで受ける刑罰が違うというのにどのような合理的違いがあるか。
私は、過失であろうが殺人であろうが、致死罪として区別なく裁判するべきではないか、という考えを持っています。
一個の命にはなんら軽重は無いのですから。
法律論は法律論で専門家の方がすれば良いわけで、私はそう思うということです。
by 南雲しのぶ (2006-07-11 18:26) 

kenji47

>仮に殺意があってもやむにやまれずと過失であっても飲酒して運転して轢いて(危険運転致死罪にならない程度の)しまうのとで受ける刑罰が違うというのにどのような合理的違いがあるか。
私は、過失であろうが殺人であろうが、致死罪として区別なく裁判するべきではないか、という考えを持っています。

車を運転していて、ついうっかりで人をはねてしまうこともあるかと思います。
それで殺人罪と同様に扱われるとしたら、怖くて車の運転なんてできないですよね。

傷害致死の場合でいえば、頭に来て人を殴ったら相手が転倒して打ち所が悪くて死んでしまうこともあるかと思います。
人を殴ったりするのが悪いといえばそうなのですが、偶然の事情の介在に関わらず、殺人罪と同様に扱うのは酷ではないかと思います。
by kenji47 (2006-07-11 19:26) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
>ついうっかり跳ねて・・・怖くて運転できないですよね。
って本気で言っているのですか?
ついうっかりってあってはならないことでしょう。それほど車の運転って責任が重大なんじゃないですか。
もしかしてkenji47さんはそんな軽い気持ちで運転しているってことですか?
それは恐ろしいことです。あぁ、こう言う人が居たのか・・・。
人を殺しておいて人の死に対して「ついうっかりだから、仕方ないんだから、まぁ許しといてよ」って軽重をつけるわけですね。
お願いですから私のそばにはよってこないでください。死んでも死にきれません。

>人を殴ったり・・・
にしても人を殴ったら死ぬかも知れない、と思っていたら普通殴れないでしょ。
kenji4さんは死ぬかも知れないけど、死なない可能性の方が高いから大丈夫だ、と思って殴るのですか?
殴っても平気でいるってことは死ぬかも知れないけど、死んだところで過失を訴えようってことですか?

過失か否かは総合的に判断して裁判官で決めれば良いだけで、検察や弁護側が過失か否かなんて判断してはいけないと思いますよ。
この人の死に、この犯人はどの程度の刑罰が必要か、が裁かれるべきです。
法律家は感情があってはいけないんでしょうね。
by 南雲しのぶ (2006-07-11 20:43) 

あまちゃん

木村氏のような被害者の気持ちにはみんな共感できるが、加害者の気持ちには共感できない。
自分は加害者にはならないが、もしかしたら、木村氏のような被害者の立場になるかもしれない。とみんなが感じていると思います。
木村氏のように、闘えないから、木村氏を支援して加害者を極刑にして欲しい。
そうすれば自分のような一般人は安心なんです。
愛する人がひどい目にあわされても、裁判でどうにかしてくれると。
by あまちゃん (2006-07-12 00:01) 

kenji47

>過失か否かは総合的に判断して裁判官で決めれば良いだけで、検察や弁護側が過失か否かなんて判断してはいけないと思いますよ。

この点については、ずいぶん前にコメントしましたが、事実の主張をするのは検察官と弁護人です。
したがって、故意や過失の主張は検察官がし、それを弁護人が争うという構図になります。
裁判所はその双方の主張に対する公平な立場から判定を下す存在です(原則的には)。
by kenji47 (2006-07-12 01:29) 

南雲しのぶ

あまちゃん、コメントありがとう。
加害者にも人権を、という考え方ってどうしても同調できないですよね。
冤罪を作ってはいけないから、という理由であったり、上手く説明できませが最低限の人権の付与しなければならないという理由であったり、何かそれで良いのかと思えてなりません。
いろいろな考え方があっても良いのですが市民感情というのも大切だとは思います。
by 南雲しのぶ (2006-07-12 07:01) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
ここで法律論を振りかざされても意見は噛み合ないだけです。
法律は法律で守らねばならないことです。
もちろん、事実を立証するのは検察であり弁護側でしょう。
しかし、それが過失か故意かとどう判断できるのでしょう。
「かもしれない」というだけではありませんか?
であれば最初から故意だ過失だという判断は裁判所がすれば良いということです。
求刑するのに「過失」「故意』(こうは言わないのでしょうが)ということを問わなくても別に問題はないと思いますが何か理由があるのですか?

それと、前段についての反応がありませんが、結局気軽に運転しているってことですかね。
kenji47さんが事故を起こし、それで人が死んでも「たまたまだよ、仕方無いんだよ。だれにだってうっかりってあるだろそれで殺人って言われてもさ〜」って言うわけですか?
そんなこと思わないでしょう。真摯に反省し謝罪するでしょう。
もちろん、kennji47さんの仰るように「うっかり」はあるけれども、それをもって加害者側が「私は殺人罪じゃありません」って言うのはおかしいのですよ。
by 南雲しのぶ (2006-07-12 07:12) 

kenji47

>それと、前段についての反応がありませんが、結局気軽に運転しているってことですかね。

気軽にと言うと語弊がありますが、過失の場合、故意のような重大な責任が課せられないことを前提に皆さん車の運転が出来るのでは?
人をはねたことがあるかはともかくとして、車同士の事故を経験されている方は珍しくないと思います。それでたまたま相手がシートベルトをしてなかったため死亡したり重大な障害を負ったりした場合、故意による犯罪と同様の責任を負わされるというのは到底納得できるものではありませんし、いわゆる社会の常識にも反します。

>そんなこと思わないでしょう。真摯に反省し謝罪するでしょう。
もちろん、kennji47さんの仰るように「うっかり」はあるけれども、それをもって加害者側が「私は殺人罪じゃありません」って言うのはおかしいのですよ。

真摯に反省し謝罪するのは当然としても、まったくなんの弁解の余地も許さず責任を押し付けるのはおかしなことです。
それで、安田弁護士は、
「本人が主張しにくいことを自分が代わりに言ってるんだと」
おっしゃっているわけです。
本人が「真相はこうなんです」と言うのであれば、弁護人は本人に代わってそのように主張するのは当然のことです。
by kenji47 (2006-07-12 12:01) 

クロロ

昔、誘拐した女子高生に残忍極まりない仕打ちをした挙句に“死なせてしまい”、コンクリート詰めにして遺棄した事件がありましたね
栃木のリンチ殺人事件も記憶に新しいところです
私は、こういう事件と同類なのであって、交通事故を例に議論を持ちかけるのは(@@)???なのですが
戦場でもないこの日本で、人を殺すという悪意は、猛烈なエネルギーを持続させなければできないことだと思うのです
それを元“少年”は2人殺したのです
多くの人が「殺意があったとしか思えない」と考えても不思議ではないでしょう
交通事故といえば、私の息子も3年前、事故にあいました
幸い脾臓出血と鎖骨骨折程度ですみましたが、自転車ごと、右折してきたタクシーの下に吸い込まれていったのを目の前で見たときの光景をふと思い出すと、今でも涙が滲んできます
本村さんは、私とは比べ物にならない状況の中で7年間も戦い続けています
「結果的に…死んじゃったんだよね」とは、あのムラカミさんでも言いますまい…そして誰も信じないでしょう
弁護士として、「信じなければいけない安田弁護士」を気の毒に思う人は、いるかもしれませんが
by クロロ (2006-07-12 17:23) 

kenji47

>それを元“少年”は2人殺したのです
多くの人が「殺意があったとしか思えない」と考えても不思議ではないでしょう

こうした点について、証拠を元に故意があったかなかったかを認定していくのが裁判です。
死んだから殺意があったとするのではなくて、頸を絞めた態様を具体的に調べることで殺意があったかどうかという事実を発見しようとするわけです。
クロロさんのお言葉を借りれば、証拠を調べた結果、多くの人が「殺意があったとしか思えない」と考えても不思議ではない状況であれば殺意があったと認定してよいのです。
いい加減なマスコミ報道に頼るのではなくてです。

おそらくクロロさんにはご理解いただけるものと思います。
by kenji47 (2006-07-12 17:59) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
この話しは、死亡事故を起こしてしまったときのことを前提にしないと話しが膨らみすぎると思うのです。
その前提に立って考えたとき、人が死んでしまっているのに、「故意ほどの責任を問われないから運転してました」とは言わないですよね。
まして、免許をとるときに「車は走る凶器です」と習っているじゃないですか。誰しも、凶器と分かって乗っているはずなんですよ。

客観的事実を検察側弁護側それぞれが出すといのは良いと思いますが、そこに過失です、殺人です、という区分けをする必要はないと思います。
弁護側は確かに「こういう事情があって」ということを言うのでしょうが、検察側がわざわざこれに殺意があったなかった、と証明する必要がどれだけあるのですか?
もちろん、今の法律は立証しなければならないということになっていますから、それには従いますが。
他人の力によって死んだ人からすれば殺意があった無かった、過失だった過失でなかった、ということがどれだけの意味を持つことでしょうか。
であれば、人が死んだという事実のみを追求し、そこに至るまでの諸事情は裁判官が判断すれば良いだけではないかと思うのです。

ただ、kenji47さんは法律論を語られているようですので、何時まで経っても話は平行線だと思いますが。
by 南雲しのぶ (2006-07-12 18:30) 

南雲しのぶ

クロロさん、コメントありがとう。
足立コンクリ殺人事件は酷かったですね。
結局あの事件に関わった者が恐喝だったかで再犯した時も実名報道できなかったし。
少年時の犯罪のお陰で社会人になっても実名報道されなくて済むというのでは少年時に犯罪を犯しておいた方が良いですよねぇ。
それに、足立事件の少年を支援した人たちはどういう責任をとるつもりなのか。
結局何も責任なんて感じてないですよ。
更生もしていないわけだし。
人権だとか人道だとかで一生懸命になるのは構わないですが、その時だけであとはおっ放り出すって言うのがね。
よっぽど奈良放火高校生の助命嘆願した人たちの今後に期待したいですよ。
by 南雲しのぶ (2006-07-12 18:36) 

南雲しのぶ

kenji47さん、横レスはご遠慮くださいね、って以前にお話をしてご理解いただいていたと思っていましたが駄目ですか?
いくらローカルとは言え、主宰者がルールとして決めさせていただいていることに従えないって言うのはどういうもんですかね。
法律は守るがローカルルールなんて知った事じゃない、ということでしょうか。
一人の無理解によってルールを厳しくしなければならないというのは寂しい限りです。

>おそらくクロロさんにはご理解いただけるものと思います。
って、では誰なら理解できないって仰っているのですか。

もうこんな目に会ったのは初めてですよ。ガッカリだ。
嫌がらせはお断りします。
もうコメントを付けていただいてもレスは付けません。
と言うよりも今の気持ちを言うならばコメント自体削除するかも知れないくらい怒ってますよ。
by 南雲しのぶ (2006-07-12 18:45) 

kenji47

>kenji47さん、横レスはご遠慮くださいね、って以前にお話をしてご理解いただいていたと思っていましたが駄目ですか?

私のレスにクロロさんからコメントいただいたと認識したので回答したまでですが?
by kenji47 (2006-07-13 01:32) 

南雲しのぶ

kenji47さん、私にはそうは思えないということです。
というより、ここの主宰者はkenji47さんなのですか?

>私のレスにクロロさんからコメントいただいたと認識したので回答したまでですが?
これは少し思い上がりではありませんか?
いや、私にとっては思い上がりに思えます。

お互いの理解の中に成り立っているブログの社会では、そのブログへ集う周りへの配慮や思いやりが必要だと考えています。
そうでなければ荒れるだけです。
事実、そういうことが成り立たずに荒れているブログが最近増えて来ていますよね。

こちらからはkenji47さんに理解を求める他ありません。
by 南雲しのぶ (2006-07-13 05:52) 

クロロ

PC壊れててよかった…※多くは語らず(^^;)
 
by クロロ (2006-07-20 16:36) 

南雲しのぶ

クロロさん、コメントありがとう。
いえいえ、お気持ちありがたく思っております。
感謝。
PC復活したのかな???
by 南雲しのぶ (2006-07-20 21:40) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

ブログを作る(無料) powered by SSブログ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。