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同乗者の立件見送り? [飲酒運転撲滅]

福岡の飲酒運転追突幼児3名殺害事件で同乗者の責任を追求するために動いていた福岡県警東署は立件を見送ることにしたそうだ。

せっかく同乗者や証拠隠滅しようとした者まで追求するきっかけになるだろうと期待していたのだが、これでは大山鳴動してネズミ一匹になりかねない。
どのような点が同乗者を幇助罪で裁く要素に欠けていたのだろうか。
もちろん、本線に集中するという側面もあるのだろうが県警の威信をかけて捜査すれば突破できるのではないだろうか。

ただ気になるのは、今林大容疑者の弁護士の発言だ。
たぶん、相当地元では有名な人なのではないだろうか、良くも悪くも。


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コメント 5

kenji47

>どのような点が同乗者を幇助罪で裁く要素に欠けていたのだろうか。
もちろん、本線に集中するという側面もあるのだろうが県警の威信をかけて捜査すれば突破できるのではないだろうか。

幇助罪が成立するには、正犯の犯罪実行を援助したことが必要です。
私も詳しい事実関係がわからないのでなんとも言えませんが、警察が同乗者を取り調べたところ幇助と見なすのは難しいという判断に達したのでしょう。
一口に同乗者といっても飲酒運転への関わり方はさまざまです。
正犯者が飲んでいることを分かっているのに運転を勧めた場合、飲んでいるから運転止めろと一応言ったけれども同乗してしてしまった場合、飲んでいることを知らずに同乗してしまった場合、などいろいろとパターンは考えられます。
したがって、
>県警の威信をかけて捜査すれば突破できる
というように無理矢理立件するのではなくて、具体的に同乗者のどのような行為態様があったのかを調べ、それに基づいた対応が必要となります。
by kenji47 (2006-09-14 17:51) 

kenji47

弁護人のコメント見ましたけど、とくに問題ないと思います。
ま、事件についての具体的コメントをマスコミにすべきかどうかという問題はありますけど、マスコミが警察発表をそのまま流していることに対する対抗策という面があると思います。
弁護人も世論対策が必要な時代になったということですかね。

この件でも、警察発表が正しいのか、弁護人のコメントが正確なのかは現時点ではわかりません。
現にリンク先の記事では警察があやふやなコメントをしています。
具体的事実がどのようなものであったかは、公判での審理を通じて明らかにされるべきことです。

http://news.goo.ne.jp/news/nishinippon/shakai/20060907/20060907_news_006-nnp.html
by kenji47 (2006-09-14 18:15) 

南雲しのぶ

kenji47さん。
そうですか、幇助罪は難しいわけですね。
ただ、一緒に飲んでいて「知らずに乗った」というのは厳しいと思いますが。
中村獅童の時の女優ならいざ知らず。
どこからが援助したことになり、どこまでならしたことにならないのですかね。

これからは同乗者も十分に運転手が飲酒していないかどうか気にして乗らないといけないのかもしれませんね。
そういう社会的な雰囲気が早く醸成されることが望まれるのでしょう。

弁護士も警察側もお互いにブラフを飛ばして世論を引きつけようとしているように思えてなりませんね。
本来、マスコミが中立的な見地から警察・弁護側双方の情報を精査しなければならないのに視聴率に取り憑かれて聞こえの良いことばかりを流している。
なにか間違っているように思えてなりません。

無理矢理の捜査を望んでいるわけではありませんよ。
事実を追求することに手抜きがあってはいけないと思うということです。
by 南雲しのぶ (2006-09-14 19:18) 

kenji47

>どこからが援助したことになり、どこまでならしたことにならないのですかね。

すくなくとも運転者が飲酒していることを知っていて、運転するのを止められたのに止めなかったという事実が必要と思われます。
そうすると、
>中村獅童の時の女優ならいざ知らず。
そうすると、あの女優も幇助罪になる可能性がありますが、それでは処罰範囲が広がりすぎてしまうので、裁判所はより要件を厳格に考えているようです。
http://response.jp/issue/2003/0723/article52632_1.html
by kenji47 (2006-09-14 23:13) 

南雲しのぶ

kenji47さん。
中村獅童の相手さんは不問になりましたね。
今回の同乗者は飲酒をしていることは知っていたわけで、運転を止められたのに止めなかった、止めようとしなかった訳ですが、それでも難しかったのでしょうね。
警察・検察の判断が裁判では通用しないという事なのかもしれませんが。
世論の醸成も必要なのでしょう。
by 南雲しのぶ (2006-09-15 00:31) 

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