秋田は65歳以上が4割に [自分・旅行記]
「老齢人口は21%に」(南雲研究室)
「お年寄りは人口の5%まで」(南雲研究室)
今から28年後の秋田県では4割が65歳の高齢者になると
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口推計が出た。
4割が老人と言われる世代になるのだ。
以前、上記の記事を書いたことがある。
あの時は、いささか誤解を与えた記事になってしまったのだが、その不安が如実に現れたように思う。
4割が老人と言うのは恐ろしいことなのだ。
「まだ若いのが6割ということだろ」と思われるかもしれないが、ここから義務教育年齢と勤労に困難な人の数を引いたら納税できる人口は5割を切るのではなかろうか。
地域の運営を5割で支えるということになるのだが、これが一時的なものならまだしも恒常的になれば納税している側が悲鳴を挙げることだろう。
やはり、「高齢者」と呼ぶ世代は人口の何%としていくべきでは無いだろうか。
もちろん、体力的な問題とかいう分類ではなく、社会的な「高齢者特典」をうける世代として考えてもらいたい。
以前の記事では5%としたが、その数字は今後の研究課題としても40%が対象になってしまっては絶対にならない。
せめて社会的にも経済的にも安定できる程度に抑えなければ支える側も支えられる側も立ち行かなくなるだろう。
結局のところ、いずれは70歳まで年金が出ないとか言う事になりかねないと思うのだが、その辺は現在高齢者と言われている人たちは若いもんにどう責任を負うつもりなのだろうか。
自分たちは食い潰して去って行くのだから関係ないとでも言うことになるのだろうか。
28年もあると軽く考えられるかも知れないが、今から28年前に日本がこのようになっていようと誰が思ったろうか。
それだけでなく、28年で年金制度を始めとする高齢化問題が改善しているという担保が出来るのだろうか。
やはり、老人と言える年齢は人口比で制限することが一番の早道であると私は思う。
子どもが増えて母数が増加すれば年齢は低下していくのだから、少子化対策としてもより良い考えだと思うのだが。
いったいこんなピラミッドでやっていけるのですか?
この不安定さが日本の姿を現しているとしか言えません。
実は、2055年のピラミッドもあるのだが、怖くてみせられません。
今、かけっこcomというサイトで今は年齢の0,7くらいの老化の仕方だから、楽観的に見れる側面も書きましたが、秋田など有効求人倍率が0,5とか0,6では若い人は残らないでしょう。愛知など有効求人倍率2になりましたが、工場の部品工場だけでも失業率の高い県に誘致していただいて、極端な高齢化避けるべきでしょうね
by 山中鹿次 (2007-06-05 06:57)
やはり、第一次産業を日本国内に戻さなければ、日本は終わってしまいますね。
by こう (2007-06-05 12:01)
山中鹿次さん、コメントありがとう。
確かに一昔前より人間そのものが若くなっていますね。
でも、それは見せかけだけではないか、と今思っています。
自分が何歳まで生きられるのか分からないために人生設計も難しいでしょう。
これは別の機会に記事を書こうと思っていますが、求人が無いから出て行くという考えを地方がしてはいけないと思っています。
by 南雲しのぶ (2007-06-06 06:21)
こうちゃん、コメントありがとう。
確かにこれからは第1次産業が脚光を浴びる時代になるかも知れませんね。
特に農業は機械化が進み、また集約されて来ているので、ある程度、利益を生み出せるようになって来ているのでしょう。
それにしても4割が「老人」と呼ばれてしまうと・・・。
by 南雲しのぶ (2007-06-06 06:23)
今、後期高齢者という言い方で75歳くらいから分けることあります。ここから老人だと変わり変わります。ただ仕事がないから地元に残るとなると、昔の農業主体社会ではないので苦しいでしょうね。トヨタとかそういう地域によく求人だしますが、部品とか東北とか四国で作る政策があればと思います
by 山中鹿次 (2007-06-06 06:45)
山中鹿次さん、コメントありがとう。
後期高齢者と言う言い方もどうかと思いますが、75歳以上でもすでに10%近くになっています。
28年後にはきっと20%に近づいているのではないでしょうか。
5人に一人が対象となるようでは・・・。
産業の移転については、実際徐々にではありますが進んで来ているようです。
色々な産業が混在するような形のなかで、農業が発展してくれるようになると良いですね。
by 南雲しのぶ (2007-06-08 06:29)