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この日を忘れてはいけない  [飲酒運転撲滅]

福岡市職員また飲酒運転、バイクで乗用車に衝突(So-netNews)
「福岡市職員、また飲酒事故 3児死亡あす1年」(iza!)
市職員の飲酒運転について(お詫び)


今日、8月25日は昨年福岡市東区で幼児3名が殺された飲酒ひき逃げ事件があった日です。
あれからもう1年も経ってしまいました。
先日、一周忌法要が営まれ、両親にまた新たな命が宿っているという明るい話などもありましたが、事故の後遺症はまだ癒えていないようだ。
裁判の方は相変わらず進まず。
それどころか、運転に支障がでるほどの飲酒ではなかったし、ひき逃げでもないと言い放っている。
要するに反省などしていないということだ。
一介の市職員に九州の大物人権派弁護士が弁護すること自体も不可解だが、人権派は団結力があるのだろう。

思うのだが、今林被告は「飲酒はしたが、運転に支障がないほどだった」と言っているが、それではなぜ飲酒検査を受ける前に水を大量に飲んだのだろうか。
自分の飲酒量がそれほどでも無かったと証明するせっかくの機会を正常な判断で自ら手放すというのはおかしいのではないのか。
正常な判断ができていれば、まず自分の飲酒量が運転に影響していなかったことを証明すべきと考えるのが必定。
そうでなければ裁判で不利になることは正常な判断ができていればわかることだ。
正常な判断のもと検査を逃れようとしたと言われても仕方がないではないか。
まして、事実としてアルコール量が減った。
検察は、飲酒したお店等で飲んだ総量を客観的に通常どの程度の影響があるかを示せば良いだけだ。
水によってどの程度減っていないことを弁護側が証明すべきだろう。

一昨日、また福岡市職員の飲酒事故が報道されていたように、福岡市自体が機能不全となり、「あれだけの事件でも言い逃れようとしているのだから、おれだって」ということなのだろう。
市では昨日、撲滅大会を予定していたのだが行われたのだろうか。
それに、一人の職員だけではないのではないだろうか。他にも居ると思えてならない。
事故を起こした起こさないに限らず、徹底した調査をし、飲酒運転したものがいないかを報告するべきだ。

公務員だから、ということではなく飲酒運転は撲滅しなければならない。
亡くなられた3人のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方に哀悼の意を表する。
合掌。
※またタイトルをつけずに更新させてしまいました。申し訳ありません。

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「飲酒しても運転には影響ない」ってアンタ
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同乗者の立件見送り?


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コメント 10

宙太郎

「ハインリッヒの法則」を当てはめるには、事例が違うかも知れないが氷山の一角だと思います。

しかし、飲酒本人の懲戒は当然として、市長の発言「偶然が重なっただけ」は、これまた前代未聞ですね。
そちらも取り上げていただければと思います。。。

ハインリッヒの法則:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
by 宙太郎 (2007-08-25 08:06) 

うつぼ

おはようございます。
昨年の事故も本人が本当に運転に支障のない飲酒と思って裁判で発言しているのか疑問ですね。弁護士からの忠告のような気もしますが。今回も事故が起きたから報じられただけでその陰には事故を起こさずとも飲酒運転している人がいるんだろうな、と思うのは不思議なことではありませんね。
これだけ飲酒運転事故が世の中で報じられているのに減らないのは自分だけは大丈夫だろうと思っている人が未だに多いのかなとも思いました。
by うつぼ (2007-08-25 09:44) 

南雲しのぶ

宙太郎さん、コメントありがとう。
人間の活動は法則性がありそうでなさそうで、という感じなのでしょう。
要するに人智では購い切れない何かがある。
前日に起きるなどということは、人の力だけとはとても思えません。
もちろん、市長の発言は公人としては問題ですが。
by 南雲しのぶ (2007-08-26 06:09) 

南雲しのぶ

うつぼさん、コメントありがとう。
弁護士の影響は確かにあるかも知れませんね。
いずれにしても、この事件も光市母子殺害事件ともに人権派と言われる弁護士がついているということです。
「人権=何でもあり」というイメージが強くなっているのがなんともやりきれません。
それと、飲酒運転は絶対に無くなりません。
いくら法律で厳罰化しても、逃れようとする人は必ずでてくくるからです。
だからこそ、事故を起こした時にはシッカリと反省できるような環境作りが大切なのかも知れません。
by 南雲しのぶ (2007-08-26 06:13) 

山中鹿次

今、精神科医の和田秀樹さんの本で憲法問題で、地方は公共交通が発達していないから、飲酒運転の基準を緩和していいというのがあり、昔、愛知県の文化財関係の方が飲酒運転の当て逃げして、周囲の方がその人の処分の減刑の嘆願されたこともありました。どうも酒のことだからという気風がかなり一方で強く、高知の橋本知事が職員に不人気の要因として、酒の処分に厳正なことがあるそうで考えさせられます
by 山中鹿次 (2007-08-26 07:05) 

南雲しのぶ

山中鹿次さん、コメントありがとう。
この問題に都市だから地方だからということは関係ないでしょうね。
飲酒運転というのは避ければ避けられるものです。
例えば飲酒してからの時間が6時間とか経って、アルコール分解の加減が争いになるのであればまだ許せますが、飲酒後1〜2時間後の事故なんて言うのでは話しになりません。
この事件に限って言えば、飲酒後1時間すら経ていないのです。
いろいろな意味で飲酒運転について改めて考えさせられる事件でもあります。
by 南雲しのぶ (2007-08-26 07:18) 

HOKUTEN

運転には支障は無かったと言っている認識ってなんなんでしょう。
現実に事故を起こしている事についてはどう考えているのでしょう。
続く職員の飲酒違反(犯罪)と市長の発言は、福岡市の職員内では、「飲酒運転程度」と思っているのでしょうか。
飲酒は、「偶然」起きません。
「飲む」意思が最初にあるのです。
それは計画的犯罪そのものです。
by HOKUTEN (2007-08-26 22:33) 

南雲しのぶ

テレマーカーさん、コメントありがとう。
その辺が現実世界と法律の世界の違いなのではないでしょうか。
「危険運転致死傷罪」は、飲酒という行為だけではなく、「運転に支障」という主観的なものにまで及んでいるから、論争になるのでしょう。
「飲酒」=「支障」としなければ、この論争は解消できません。
まして、この加害者人権ばかりを擁護するような環境では、そこを突破口に刑罰を軽くしようとするわけですから。
「飲酒運転事故」=「殺人」ということだと認識しなければならないのだと思います。
by 南雲しのぶ (2007-08-27 07:52) 

こう

当て逃げして、殺してしまったことには変わりはないですよね。重大な過失がありながらも反省しないなら、「極刑」にするような法律を作って欲しいと思いました。
by こう (2007-08-29 22:53) 

南雲しのぶ

こうちゃん、コメントありがとう。
市民感覚ではそうなのですが、法律の世界では、殺意が有った場合が殺人でそうでなければ致死なんですよね。
同じ人の死に段階付けするということ自体間違っていると思うのです。
以前「(例えば突発的にぶつかって)殺意が無くして、たまたま死なせてしまったのに、いきなり死刑判決を受けたらどう思いますか」と言われたことがありますが、それは裁判の中で判断すれば良いのではないか、と思います。
人の死は同じなのですから。
by 南雲しのぶ (2007-08-30 06:07) 

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