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実は烏合の衆だった [山口県光市母子殺害事件考]

「光市母子殺害事件弁護団 方針めぐり”内輪もめ”」(iza!)


山口県光市母子殺害事件で集中審理が終わり最終弁論に至ろうとする今、弁護団で内輪もめが起きている。

記者会見で泣いた今枝弁護士と主任弁護人・弁護団長が意見対立しているのだそうだ。
メディアから読めるのは、今枝弁護士が最終弁論での弁論内容が他の弁護士らと相違しているために弁護団長らから辞任を求められたということらしい。
もともと22人も居る事自体がおかしな話しなのであって幾人もが「名前だけ」という立場なのではないかとすら思えてならない。

22人も居れば必ず意見に対立が起きるわけで、それを取りまとめるべき主任や団長が「辞任してくれ」というのでは独裁と変わらないではないか。

今枝弁護士の言動にも納得できない部分があるが、名古屋の村上弁護士と言い弁護団そのものが烏合の衆であり、「死刑を回避する」ことだけでつながっているとしか思えない。
身内すら排除する主任弁護人や団長に命を託している福田被告も哀れなものだ。

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早くも舌禍の影響が

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コメント 18

宙太郎

> それを取りまとめるべき主任や団長が「辞任してくれ」というのでは独裁と変わらないではないか。

これ的を得てます。TOPが反対意見を排除するなんて・・・
しかしそこから内部情報(真実)が聞けると良いのですが。
by 宙太郎 (2007-10-18 08:06) 

南雲しのぶ

宙太郎さん、コメントありがとう。
今日、検察側の弁論が行なわれ残すは弁護側の最終弁論となりました。
一部の人間によって牛耳られた弁護団にキチンとした弁護ができているのか不思議でなりません。
これこそが、人権派の人権派たる由縁なのでしょう。
by 南雲しのぶ (2007-10-18 20:11) 

kenji47

>もともと22人も居る事自体がおかしな話しなのであって幾人もが「名前だけ」という立場なのではないかとすら思えてなら
ない。

公害訴訟とか、あるいは最近の肝炎訴訟なんかでも大弁護団が結成されることはあります。
そうした弁護団も多くは名前連ねているだけですけど、それが問題ありますか?
なんら問題ではないと思います。


>22人も居れば必ず意見に対立が起きるわけで、それを取りまとめるべき主任や団長が「辞任してくれ」というのでは独裁と変わらないではないか。

弁護人は被告人の利益を考えて行動する以上、弁護団内で意見の対立があって解消不能な場合、いずれかの立場の者は弁護団を去らねばならないのは当然だと思います。
最終弁論書面に両論併記などできないのですから。
この解任は無論被告人の意思に基づいて行われていることが前提ですから、独裁だなんだという非難は当たりません。
被告人は自らの意思で弁護人を選択できるのですから、そこは完全な個人の意思に任されている部分であって、民主的な手続が要求されているわけではありません。

弁護団への非難もあまりお門違いなものになっては説得力を欠きますよ。
by kenji47 (2007-10-18 22:02) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
「なんら問題ない」ってそこが法曹界の不思議ですよ。
法律的に問題なければ社会的にも問題がないというのは成り立たないのでは?
公害訴訟でも、名前だけ加わっていた人が「○○公害訴訟に参加」と履歴に書く人もいて、それが宣伝になるわけですよね。
それを信じて弁護を依頼する人にとっては大変な問題です。

それから、別に22人居ようが別に構わないのですが、本題はこの被告人の財力で私撰をこれだけ雇えるのか、ということです。
「弁護士が自腹で参加すること、それも22人が」という点に問題があるということです。

最終弁論書面に団内で異論がでるようなことでどうして主張を貫けるのでしょう。
これも22人もいるからの弊害で、多人数がいることが必要無かったということでもあります。
この点についてはいくら話しをしても平行線でしょう。

それと異論が起きた時に、どちらにするかをどのように決めたのかも気になります。
主任・団長二人の意見が他の20人と異なっていたのか今枝弁護士だけが異なっていたのか。

今枝弁護士は前日、「被告本人から慰留されて残る事になった」と言っていたのに翌日になったら「被告があいたく無いと言っているから解任」ということですが、この一日の間で被告にどのような心境の変化があったのでしょう。
不思議に思いませんか。
by 南雲しのぶ (2007-10-19 06:51) 

kenji47

>「弁護士が自腹で参加すること、それも22人が」という点に問題があるということです。

これもまったく問題ありません。
自分の技能をいくらで売ろうとまったく自由です。
自分の主義に則ってボランティア参加してもなんら問題ありません。


>「被告本人から慰留されて残る事になった」と言っていたのに翌日になったら「被告があいたく無いと言っているから解任」ということですが、この一日の間で被告にどのような心境の変化があったのでしょう。

これもまったく問題ない。
被告人と弁護人は契約関係なのだから当事者の好きに決めてかまいません。
たとえば携帯をドコモからソフトバンクに変えるのは個人の自由ですよね?
by kenji47 (2007-10-19 07:59) 

モコ兄

この弁護団、とうとう仲間割れしたんですか?もうめちゃくちゃ
ですね。こんな奴らのせいでこの裁判が長引くのかと思うと
腹立たしくなります。こんな事だから橋下弁護士に嫌味を
言われるんですよ。これでますますこの弁護団に対する
懲戒請求が増えてきますね。
by モコ兄 (2007-10-19 12:31) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
もちろん、それはその通りでしょう。
でも、ボランティアはボランティアです。
それに、主任弁護士自身も「カンパや募金でやっている」というようにこの裁判をネタにカンパやら募金を集めているということになります。
もちろん、本人がカンパしてくれなどと言ってはいないのでしょうが。
そういう状態で全うな弁護ができるのでしょうかね。
これだけ重大事になっている裁判で。

後段ですが、これはちょっと受け取り方が違います。
辞めさせるのが自由なことくらい分かっていますよ。
ただ、今枝弁護士自身が前日に被告本人から慰留されていながら、翌日になってなぜ解任されるのか、ということです。
誰かが圧力をかけた、という以外で可能性があるのは何でしょう。
by 南雲しのぶ (2007-10-19 19:54) 

南雲しのぶ

モコ兄さん、コメントありがとう。
まぁ、烏合の衆ですから仕方無いのでしょう。
名前を売りたいだけの人たちですから。
これだと「弁護士」と言う職業の信頼性にかかってくるでしょう。
悲しい裁判です。
by 南雲しのぶ (2007-10-19 19:56) 

kenji47

>それに、主任弁護士自身も「カンパや募金でやっている」というようにこの裁判をネタにカンパやら募金を集めているということになります。


だからそれの一体なにが問題なのですか?
まったく非難が的外れです。
死刑支持者がいるのと同様に死刑反対の団体もあってそこがカンパくれるんでしょ、たぶん。

それは本村さんの活動を被害者支援団体やそれに共鳴する弁護士が支援しているのと同じことです。
私はどちらの活動も意義深いことだと思いますし、積極的に活動されるのは結構なことだと思いますよ。

自分と違う意見を批判するのは結構ですが、お門違いの誹謗中傷は品性に欠けますよ。
by kenji47 (2007-10-19 22:26) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
私はそれが「ダメだ」なんて言っていませんよ。
「それで全うな裁判が行なわれているのか」ということです。

被告から費用が支払われれば、それは被告のために使われているものだから理解できますが、カンパということではカンパする側の思惑に左右される可能性が全く無いとは言い切れないのではないか、ということです。
カンパされなければ活動できないのであれば、例えばkenji47さんのおっしゃるように死刑反対の団体からカンパを受けていれば死刑廃止に傾斜して弁護が行なわれざるを得なくならないかとは思われませんか?

例えば、国選弁護人の方のごく一部には、国からの費用ではたいした弁護ができないし、本人からの支払いでも無いわけだから適当に流す、という他愛も無い噂を聞いたことがあります。
不確実な情報で恐縮ですが、富山強姦冤罪事件で無罪判決を受けた男性の裁判での弁護士は国選だったと聞いています。
その弁護士が本人からキチンと聞き取りもせずに早めに終結させたいと動いたために有罪となったとまで一部で言われています。
事実、日弁連が当該弁護士に対してそれについて事情聴取を行なっていませんでしかた?
結果が公開されていないので何とも言えませんが。

本村さんの件について言えば、おっしゃるような支援者・支援団体があるために今ある彼自身が本当の姿なのか判断に悩みます。
人生の全てを捧げているような極端になっているのも、支援のためにあとに引けなくなっているのではないか、と心配しています。
燃え尽き症候群にならなければ良いのですが。

本題に戻りますが「金は金、支払先で対応は変わらない」と言葉でいうのは簡単ですが、それで真実の追求につながっているのでしょうか。
by 南雲しのぶ (2007-10-20 07:01) 

kenji47

>死刑反対の団体からカンパを受けていれば死刑廃止に傾斜して弁護が行なわれざるを得なくならないかとは思われませんか?

だからそれの何が問題なのですか?
死刑が残虐な刑罰だという主張はかねがねなされてきており、その主張に則って弁護活動が行われても問題ありません。

死刑支持も死刑反対も主張としてはどちらも成り立つ以上、それは等価値です。
どちらかが善で他方が悪ということではない。
どちらを選ぶかは最終的には国民の意思です。
そして死刑制度が支持されたとしても、個人の思想良心の自由は絶対的に保障されているから死刑反対を唱え続けてもまったく問題はないのです。
by kenji47 (2007-10-20 09:21) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
kenji47さんのおっしゃる後段については、立場や言い方は異なりながら同じことだと思います。
死刑廃止論を否定しているわけではありません。
ただ、廃止論者の間にまとまった意見が無い現状においては納得できないと言っているだけです。

前段ですが、弁護士がスポンサーの意向で動いてしまうのは危険だと思います。
被告人が金を出しているなら被告人のためにと言い張れるでしょうが、スポンサーのためになんて言い張られてもこまります。
by 南雲しのぶ (2007-10-20 09:35) 

kenji47

>廃止論者の間にまとまった意見が無い現状においては納得できないと言っているだけです。

あのー、死刑支持者の間でもその論拠は様々ですよね?
それでいいではないですか。個人の思想は十人十色なんですから。
だから死刑廃止論者の意見も多様でまったく構わない。
なにが問題なのか皆目見当がつきません。


>被告人が金を出しているなら被告人のためにと言い張れるでしょうが、スポンサーのためになんて言い張られてもこまります。

本件においてはこれも問題にならない。
スポンサーと被告人の間で「死刑回避」ということで利害は一致してるのだから。
by kenji47 (2007-10-20 14:14) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
改めたいという側の意見が統一しなければ死刑廃止にはならないので別に私は構いませんが。

被告が死刑回避だって誰が言っているのですか?
被告が?
それはスポンサーの影響を受けた弁護人が言い含めているだけで、被告は引きずられているだけでないと言えますか?
被告は本心では死刑も止む無しと思っているが弁護人が強硬に回避しようとしているだけかも知れませんよ。
それがスポンサーがつくことによる弊害でしょう。
結局真実が霞んでしまうという。
by 南雲しのぶ (2007-10-20 14:45) 

kenji47

>被告は本心では死刑も止む無しと思っているが弁護人が強硬に回避しようとしているだけかも知れませんよ。
それがスポンサーがつくことによる弊害でしょう。


被告人質問の内容による限り、死刑を免れたいと思ってるのは確実でしょう。
それ以外は私は判断の材料がないのでわかりません。
それは南雲さんも同じでしょう。
被告人の真意を憶測しても検証のしようがありません。
私は把握している事実以外は判断の材料にしないので、南雲さんの憶測についてはその通りかもしれないし、たんなる妄想かもしれないし、判断つきません、と言うしかありません。
by kenji47 (2007-10-20 22:12) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
「死にたく無い」と言う思いと「死刑になりたくない」というのは違うものです。

第三者がスポンサーにつけば判断に歪みがでる。
歪まないにしても歪んでないという事は誰も証明できない。
市民の側からすれば、その歪みへの疑いだけで十分なのです。
それだけなのですよ。

疑われる可能性を少しでも秘めた弁護団が弁護を行なっていれば当然冤罪が生ずる可能性が起きてしまう。
弁護士が冤罪を生むことにつながる。
冤罪の手助けをすることになる。
これでどうして「正しい判断」ができるのでしょうということです。

ただ、この論議はいくらやっても堂々巡りですよ。
お互いkenji47さんのおっしゃる「証拠」の無い話しでもって言い合っているだけですから。

唯一言えることは、第三者から金を出してもらったら嘘か本当かなんて分からなくなるということだけです。
by 南雲しのぶ (2007-10-20 23:08) 

kenji47

>「死にたく無い」と言う思いと「死刑になりたくない」というのは違うものです。

なにがおっしゃりたいのかサッパリわからない。


>疑われる可能性を少しでも秘めた弁護団が弁護を行なっていれば当然冤罪が生ずる可能性が起きてしまう。
弁護士が冤罪を生むことにつながる。
冤罪の手助けをすることになる。

支離滅裂。意味がわかりません。
具体的に述べてみてください。
死刑廃止運動を行う団体から資金援助を受けている弁護団が死刑求刑事件の弁護をするとどういう冤罪につながるのですか?
by kenji47 (2007-10-20 23:45) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
そんな簡単なことが分からない?
わからないならわからないままで良いんじゃないですか。
仕方無いですよ。

分かろうとする気持ちが無い人には結局わからない。
それ以上に分かろうとする力がない。
それだけでしょう。
あなたに力が無いことを私のせいにされても。
by 南雲しのぶ (2007-10-21 00:13) 

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