女子高生コンクリート詰め殺人事件から２０年なのか

「お笑い芸人をブログで中傷　男女１８人を名誉毀損容疑で立件へ」:イザ！

とうとうネットでの書き込みも犯罪として認められるようになった。
ただ、どうだろうか？

スマイリーも「足立区出身の元不良」なんてキャッチフレーズで売り出すこ
と自体、こうなることを予感させてしまうわけで認識不足なのでは？

この問題は、スマイリーだけの問題ではなく少年法が秘めている問題点ではないだろうか。
足立コンクリ殺人事件では、犯人が未成年であったことと人数しか公表されていない。
と言う事は、当時足立区に関係していて同年代の不良であれば、この事件に絡んでいた可能性を否定できないのだ。

いくらスマイリーが「私は無関係」と言っても、実際は誰も公式には証明できないのだ。
「なかったこと」を証明することは無理なのだから。
警察とてどうやって立証していくのだろうか。
スマイリーが足立事件の加害者でないことを証明することは出来ても、突き詰めて考えれば反対に加害者を推定できる事につながる。
要するに、加害者でない人を排除していけば、最終的には加害者が分ってしまうと言う事だ。

もともと主犯の自宅は映像として露出しているし「彼奴だ」という噂もある。
そこから関連する人たちに対して「この人が犯人かも知れない」と言って名誉毀損で訴えられれば除外される人が増えてくる訳だ。

考えてみると、あれから２０年。
主犯少年が懲役２０年であったわけで、今年出所するということなのか？
社会はこれを受け入れられるのか？

高裁判決

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【追記】
沢山の方にお読みいただきありがとうございます。
スマイリーのネタを使っていますが、事件から２０年ということを思い返してもらいたいというのが主旨です。
被害者の無念さ、そして今こんなことで取り上げられるということの無情さ、もう少し考えてみるべきことなのではないでしょうか。
被害者遺族は一生消えぬ傷を受けながら、加害者少年たちは事件のことなど忘れ再犯を起こすなどしています。
スマイリーとて、匿名報道だったものをワザワザ実名報道されるような行動をとりました。
本人に意図があったか否かは別にして、結果として売名行為になってしまっています。
何か悲しく虚しいことになってしまいました。

タグ：犯罪対策 司法制度

コメント 2

疑わしき者は罰せず　　が日本でしたね。
それが　怪しければ　たたけ！になってるのに驚愕です。

攻撃する人はそれを面と向かって言えるのかしらと　ネット社会の匿名に隠れている人を思います。

ところで・・・主犯少年・・・彼はちゃんと反省して社会生活おくれるのでしょうか・・・
by mako (2009-02-06 12:17) 

makoさん、コメントありがとう。
今の日本では、そういう危険性が高まってしまいました。
ただ、韓国ではもっと酷い状況になって匿名書き込みが制限されるに至って居るようですから、それもどうかと思います。
その辺のバランスをうまくとることが大切なのでしょう。

少年法の反対の意味での歪みについても考えて行く必要はあると思います。
by 南雲しのぶ (2009-02-07 07:32)