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【農業政策】二極化への前章か [環境・災害・健康]

「米作り、赤字分をチャラに 戸別所得補償制度は本当に農家を救うのか」:イザ!
販売費が生産費用を下回った場合、その差額が補填される、という民主党の案。

これって、もともと自民党の農政を大転換させようとした際に農民受けする対案として出したものだ。

一種の共産主義のようなものだ。
共産主義なら生産するものから計画して広く国民に行き渡るようにするする訳だが、この場合生産計画は農家任せだ。
好き勝手に作って、売れなきゃ補填されるというのでは誰がまともに生産しようとするだろうか。
実際、共産主義国家が失敗している事例を我々は目の当たりにしているではないか。

確かに最低限の価格保証と言うことで生産費とイコールになるわけだから利益が出るわけではない。
しかし、この制度はまだ詳細が決まっていない。
差額とは何かが明確ではないのだ。

一応は、米、麦、大豆などの重点品目に対して、規模、品質、有機、環境等の項目ごとに努力や貢献度に応じて補償の加算をするらしい。
これって補填額を決めるのは相当難しいのではないだろうか。
それに生産はしたが出荷しなかった、できなかったという場合はどうなるのか。

昔であれば農協出荷しか無いという時代もあったが、今では農協だけでなくいろいろな販売ルートが有る。
それぞれで出荷額が違っていて下手すると同じ米でも倍の価格になると言われる。

もちろん、これから具体化し最終的にはシッカリした制度となるのだろうがあまりに良い加減すぎやしないだろうか。

いずれにしても熱心な農家はこの制度の恩恵に浴することはほとんどない。
いや、必要としないだろう。
真面目に一生懸命に農業をすると損をするような制度というのは農業自体をダメにしていくだろう。

民主党というのはどうして次から次へとモラルハザードにつながるような政策ばかりを打ち出すのだろうか。
子ども手当もそうだし返済猶予もそうだ。
違いを見せたいがために無茶苦茶なことを言っているだけにしか思えない。
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