【環境問題】太陽光だけ優先するのは

太陽光発電による電気は全量買い取りでかつ価格を２倍にするということだが、それ以外の自然エネルギー、再生可能エネルギーについて切り捨てられていることについて菅副総理はどう考えるのか。
民主党は衆院選マニフェストでは「再生可能エネルギーの全量買い取り方式を早期に導入する」という表現となっていて太陽光発電に限定していない。
ところが、風力やバイオマスなどでは電力会社が制限（条件）をかけてしまい、その条件をクリアしようとすると費用ばかりがかかり効果が得られないという結果になると言われている。
もちろん、“とにかく太陽光発電の普及に注力する”という大方針があるのであれば良いが、それもまた見えない。
再生可能エネルギーの中では太陽光発電の効率は高いとは言えない。
陽が差していないとダメだし、陽が差しているからと言って気温が高くなりすぎてもダメ。
風力であれば風さえあれば２４時間発電できる。
もちろん、どの方式にも長短があり、これぞというものがあるわけではない。
であればこそ、複数の方式をうまく組み合わせてやっていくことが必要なのではないだろうか。

家庭用ということを考えると太陽光が一番敷設しやすいだろうが、風力も同時に設置できれば家庭で使用するエネルギーのほとんどを賄える可能性はある。
まずは限定せずに行ってもらいたいものだ。

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コメント 4

太陽光を促進する目的はCO2の25％削減目標の達成なのでしょうが、買取価格を2倍にするあおりは結局、太陽光の設備投資できない弱者となるのだから
結局、原子力発電所が一番効果的で、平等だと思います。

by とんぼ (2009-11-02 17:13) 

とんぼさん、コメントありがとう。
今回の話題は、再生可能エネルギーが太陽光だけという間違った思い込みを刷り込んでしまいそうで怖いような気がしています。
事実、今日もたまたま太陽光発電機器メーカーの展示場に行って来たのですが、この話題ばかりしていました。
一点集中は研究開発を集約できることにはなりますが産業の多様性を否定する事になります。
これからはグローバルに立たないとなりませんから。
by 南雲しのぶ (2009-11-03 19:46) 

　屋根業界にいた私の感想としては、再び太陽熱温水器の轍を踏んでいるように思われて成りません。
　ＣＯ２削減という観点でも太陽光発電パネルの生産に必要なＣＯ２の総量は、その後発電によって削減される量と大差ないと聞いています。
by たいせい (2009-11-04 21:37) 

たいせいさん、コメントありがとう。
屋根の上の有効活用ということで理解を得たいということなのでしょうかね。

生産時のCO2排出量と削減されるCO2の差があまりないという話しは良く聞く話しです。
ただ、省エネ、節電という意識を持たせるには十分すぎるほどの影響力を持っていると言えるでしょう。
自動車でもプリウス以降、エコドライブをする人たちが増えて来ましたから。

ただ、結局は一人ひとりの気持次第ではありますが。
by 南雲しのぶ (2009-11-05 22:32)