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被害者が必ずしも善人とは限らない [事件・事故]

昨年9月、愛知県一宮市の工場の中で首をクレーンに吊られた死体が見つかる、という事件が起きた。
当初、その残忍さに驚きの声が上がっていたのを覚えている。

犯人が逮捕されてみれば隣に住む甥だという、これまた驚きのものだった。

メディアの多くでは面白おかしく取り上げ、如何に残虐であるかを被害者の家族などが語るシーンが続けて流されていたりもした。
しかし、時が経つに従って被害者の方が日常的に被告家族への嫌がらせを続けていたことがわかり、これもまた驚きをもつものであった。

特に異常性を露呈させたのは、被害者の母であり被告の祖母が「弘将(被告)だけが悪いとは思わない」と被告側の情状酌量を訴えたことだ。
自らの子どもを差し置いて孫の行ないにも理解を示すということはなかなかできるものでもなく、親族間の恨み辛みの根深さを物語るものだった。

犯行の残虐性からみれば妥当な判決なのかも知れないが、そこまでの経緯を見て行く必要もあったのではないか、と思えてならない。
そしてこれが裁判員裁判だったらどうなっていただろうか、と悩ましく思うところだ。
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