顔の見える相談を忌避させているとは思えんが

「倫理観劣化を懸念　赤ちゃんポストで検証報告書」：イザ！

久しぶりに熊本県の慈恵病院の赤ちゃんポストの話題。

熊本県の有識者会議で「ポストの存在が、顔の見える相談を忌避させている」と報告した。
一方で「トータルでは、多くの生命がつながった」とも評価すると言う両面作戦ともとれる報告にまとめている。

この赤ちゃんポスト。
ある一定の成果を上げている。
徐々に受け入れ人数も増えて来た挙げ句に、当初の目的とかけ離れた棄て児とも言えるものもあると言う。
確かにこの点では倫理観の低下は認められる。

倫理観の低下はこの問題に限らず日本人全体で起きていることなのだと感じられる。
義務は果たさず権利ばかりを主張する。

ただ、この国は自由の国だ。
自由に子どもを作る事ができ、生む生まないを決めることもできる。
そのような中でどれだけ棄て児を止めろと言っても効果があるだろうか。
相談にのれば解決するものでもない。

根本の解決は大人としての価値判断が出来るもののみが子どもを作る事ができるようにすることだ。

タグ：日常生活 人権問題 少子高齢化問題

コメント 2

■「国民全体の問題」＝「赤ちゃんポスト」検証会議座長が会見－熊本・・・・・赤ちゃんポストの問題は実は財務省・事業仕分けにまでつながる!?
こんにちは。「赤ちゃんポスト」は、非常に重要な社会問題だと思います。私は、これに限らず、現在日本で目に付くようになってきた社会問題の多くの源泉が、実は、核家族化によるものと考えています。日本では、核家族化によって、旧来いわゆる家という制度を壊してきたのですが、家にかわる社会的なシステムをつくりだしてきませんでした。これが、今日大きな問題を招いています。では今から、大家族に戻ればよいのかということになると、それもできません。本来こうした社会問題は、やはり、それを人生の目標・目的とする社会問題の専門家に委ねられなければなりません。ところが、日本では、こうした専門家が積極的に動くための土壌が醸成されていません。なぜ、醸成されていないかというと、実は、現代の財務省のあり方や、マスコミで盛んに報道される事業仕分けにまで、話が及んできます。ここに書くと、非常に長くなってしまいます。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
by yutakarlson (2009-11-27 13:55) 

yutakarlsonさん、コメントありがとう。
赤ちゃんポストは日本人の愚かさ未熟さを示しているのだと思います。
権利ばかりを主張して義務を果たさず、自分の思うがままに生きる。
子どもを産むからには大人になるまで育てる、こんな単純な義務を果たせないでいる。
いつからこういう国になってしまったのか。
残念でなりません。
by 南雲しのぶ (2009-11-28 22:02)