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【教育問題】高校無償化は負担増って当たり前じゃない [少子化・高齢化・格差]

高校の無償化問題。すでに法案は月内に成立の方向に動いている。
高校の無償化と言っても実際は、公立高校が該当するものであって、私立は補助金と言う形に代えるが無償にまでは至らない。

さて、私は元々、高校無償化には反対をしている。
以前に書いた記事では、「無償化は国際人権規約により当然に行なわれるものであり、何を言っているか」というような批判をいただいた。
私は、何のための無償化なのかが明確でない以上、すべできはないと考えている。
目的や目標も無いことに税金を投入することは避けるべきだからだ。

簡単に言えば、この記事にあるように高校生に該当する年齢の子どもたち全てに行き渡るものではなく、かつ職業訓練にもならないからだ。
高校無償と言いながら公立は良いが私立はダメということは公平性に欠ける。
国際人権規約を言う人はわかるだろうが、あの規約には公立私立の別を現わしておらず、私立も含めるべきではなかろうか。

さて、私はこのように考えている。
中学を卒業して3年間程度、職業訓練に対して一定額を給付するべきだ。
クーポン制にして、高校でなくとも職業訓練として認められるものについては使えるようにする。
反対に、高校であっても職業訓練でなければクーポンを使えない。
これは、国として18歳になった時、就業し納税者となりうる人材を育成すると言う目的を持ち、それに対して最大限の支援をするというものだ。

ちなみに多くの人が勘違いしているが、日本で言う高校(高等学校)は高等教育を行なう学校ではない。
後期中等教育だ。
まして義務教育でもない。
なぜ進学せねばならないのか。
進学させねばならないのか。

いや、この高校無償化で進みたく無いものまで進まざるを得ずドロップアウトする若者が増える危険性が出て来るだろう。
今でさえ、高校中退者は年々増えて来ている。経済的な問題と騒がれているが実際にはそうではない場合の方が多い。
もちろん、中退理由など「一身上の都合」として出されるわけだから本当の理由等わからないわけだが。
イジメもあるだろう。勉学について行けずにということもあるだろう。なにより高校に行く理由が見つからずに彷徨った結果というものもある。
理由無く学ぶことほど辛い事は無い。
これは多くの人がわかっていることだろう。
だからこそ、18歳で独り立ちできるよう国が支援することこそを目的にすべきだ。

しかしながら、この記事にあるようにフリースクールが対象とならないとか、特別支援学校だとメリットが薄いなどということは論外だ。
自分たちにメリットが無いのはおかしいと言うのは、見当違いも甚だしい。

目的無くなんでも金で解決しようとするからこういうことになるのだ。

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