【民主党】当然のことだから驚きも無い

「小沢氏を再び不起訴処分　東京地検特捜部」：イザ！

先日、市民が起訴の要否を判断するという検察審査会で”起訴相当”という最高ランクの判断がなされたにも関わらず、東京地方検察庁は小沢一郎民主党代表を不起訴処分とすることを発表した。

小沢氏が如何に嘘つきかというのは「検察が起訴しなかったから無実」と言っていることからも良くわかるにも関わらず、鳩山首相が当初かけた圧力が効いて起訴できなかった。

日本の刑事裁判の制度では「無実」を証明することは出来ない。
こんなことは司法をかじった人間なら誰しも知っている。
良く裁判が終わった後に「無実だった」と言う被告が居るが「無罪」というだけであって「無実」ではないのだ。
これは日本の刑事裁判制度が「無い事は証明できない」ことを前提にしているからだ。
最近も冤罪事件で「無実の人を・・・」と言う発言があったが、これとて検察が起訴するに至った訴状では有罪と認められないというだけなのだ。

だいたい「無かったこと」を誰がどうやって証明できるのか、と考えてみてもらいたい。
今回の事件とて状況証拠以外では証拠と言う証拠は無い。
小沢氏は直接的に金を動かした訳でもないし、各種帳簿や報告書を書いた訳でもない。
そういう汚いことは部下にやらせて「命令していません」「知りません」と言っているかどうかが問われているのだ。
「命令した」かどうかなど命令された側が「命令されていません」と言われればなんら立証する術などあるわけがない。
部下の一人はすでに政治家になり小沢氏からの利益が供与されているわけで、いまさら利益を分けてくれた人に反旗を翻す理由等あるわけがない。
他の部下にしてもどちらに付き従えば得かと考えれば容易に想像できる。

小沢氏が無罪で有るか否かは裁判で明らかにするしかない。
しかし、「検察が起訴しないから無実」ということだけは真実ではない。