【東日本大震災】私設避難所にも光をあてよ

避難所情報もやっと安定的に入ってくるようになった。
ただ、これは公設の指定避難場所の情報ということになる。

今回、広域かつ重大な震災であったため意外と多くの私設避難所が開設されているのだそうだ。
ところが、これら私設避難所は避難所としては認められず救援の手からもれているのだそうだ。

私設避難場所としては寺院であったり被害を受けなかった倉庫・工場であったりするのだそうだが自分たちで何から何までしなければならず大変であるという声があがっていた。

なぜ、避難所として認めないのだろう。
確かに、どこでも勝手に避難所とされてしまっては管理するのが大変になるのは事実だろう。
しかし、人命救助であることを考えるともう少し広く考えても良いのではなかろうか。

公設避難所で私設避難所を登録してもらい公設に準用するような方法というのもあるのではなかろうか。
一定の基準、例えば１０人以上が集っている、食事や睡眠を取る場所がある、一日数回の連絡交信ができる、等を定めて規定に達していれば公設並の支援が受けられるようにする。
少なくとも人数などの情報は確保しておくことも大切だ。

コミュニティとしての避難所という側面も大切であろうので、公設でないから排除されるという事の無いようにしてもらいたいと願う。