【節電日本】もう節電なんて止めようではないか

東日本大震災によって起きた福島第一原子力発電所事故により発電量が足りないという事で始まったはずの節電。

考えてみると、この節電は福島第一原子力発電所の発電量の分が足りなくなるだけのはずであったはずだ。
もちろん、その発電量が巨大であるために国民が皆「節電に協力しよう」と思ったのだ。
だからこそ、他の電力会社から東電、東北電への融通によってなんとか乗り切れるはずだった。

ところがどうだ。
政府は、お願いという名の命令により中部電力浜岡原子力発電所を止めたのを切っ掛けに、次から次へと発電量を減らすことばかりをしている。
定期点検明けで本来なら再開できるはずの原発を「ストレステストをしてからでないと再開させない」とまで追い込んだ。

今、政府が頼っているのは火力発電の復活を本命として国民の節電意識と民間企業が持つ自家発電で補完されるであろう電力だ。
火力発電はCO2排出量を増やしており鳩山前首相の国際的公約である２０％削減を裏切るものである。
節電意識も自家発電も国民の思いであり政府が何かした訳ではない。

本来、政府が率先して発電量を増やすべきなのに、増やすどころか減らそうとするなどあり得ないことだ。
最初に節電を呼びかけた時に約束したこと以外に追加したことは守るようなことではない。
国民はもう今まで通りに電気を使い、停電したら国の責任を追求すべきだ。

私は今日から普段通りに電気を使う。
節電したい人はご自由にどうぞ。