【日産】意気込みは良い事だが

日産自動車は国内生産の維持のため、国内販売強化に乗り出し現在の１３％から２０％を目指すのだそうだ。
その目玉は小型車を新たに量販車種を投入するとともに他社へのＯＥＭ生産による供給も拡大するらしい。

自動車の国内販売台数はここしばらく横ばいというより下降気味だ。
特に若者層の購買意欲が急激に減っていると言われている。

考えてみると当然なことなのだ。
人口は都市に集中し、地価の高騰により駐車スペースを確保することが難しくなっている。
これは住宅だけでなく商業施設などでも同様で台数を減らすところや有料化するところも増え車が置けないということになってきている。

東京へ車で行こうとすると一番の悩みは駐車スペースの確保だ。
タイミングが悪く無ければ置けないということはないが探す手間や駐車料金を含めると車を使いたいという意欲は減衰する。
私は車でなければ移動できないので万難を排してでも車を使うが、そう思わない人が増えているのもまた事実だ。

車を売るからには、道路ばかりを良くするのではなく、そういった車を置く場所についてももっと積極的に展開して行くべきだ。

それと話は外れるが、今の日産に私が買いたいと思わせる車は無い。
高級車や小型車には充実しているが、中流階層が乗りたいと思えるものが無いのだ。
ちなみに日産車に特殊なものを除き３リッター車が無い。
２．５からいきなり３．５になってしまう。
この１リッターの差は大き過ぎる。
こういったラインナップの悪さも少しは考えてもらわないと。
３．５を３並みの価格帯にしてくれるなら良いがそうなっていない。
国内販売を充実させるならそこも見直さないとならないはずだ。