【原発事故】世田谷、再調査で１７０マイクロシーベルト

東京都世田谷区で見つかった高い放射線量の地点について、文部科学省は２９日未明、再調査の結果、最大で毎時１７０マイクロシーベルトを検出したと発表した。

先日の柏に続き「またか」という思いがある。
今回も発見者は「市民」なのだ。
そしてスーパーの駐車場とは言え民地。
キチンと許可をとって測定したのだろうか。

それとともに気になるのは、高い数値が計測されたのは広い駐車場の極一部、これこそホットスポットだ。
その場所で的確に計測できたということは何か不思議な力すら感じる。

こうやって報道されてしまうとこのスーパーにとっては大打撃になるだろう。
もちろん、数値が高いのであれば発見されたことは幸いであってもその後の発表の仕方などにもう少し配慮があっても良いのではなかろうか。

ましてや、今言われている数値というのは１年間その場所に居た場合、人体に影響がある可能性を言っているのであって、スーパーに２４時間３６５日居る人がどれだけいようか。
ゼロでなければ駄目だと思っている人もいるくらいで、この異常な状況こそどうにかしなければならない。

市民がこうやって参画してくることは大切だ。
しかしそれは行政と連携をとってキチンとした測定をとるべきであって決して「俺たちが見つけてやった。後は役所がやれ」であってはならない。
これでは成熟した市民参画社会は期待できないだろう。