窃盗罪に罰金刑導入 [事件・事故]
窃盗罪に罰金刑導入を設けるなどの刑法改正案が可決成立した。
少額の万引きを繰り返すケースがあるというのが理由なのだが、はたしてそうだろうか。
当然、少額の万引き等窃盗では検察も不起訴処分にせざるを得ないような風潮である。初犯であればなおさらであろう。
そのため、不起訴率が43%にも上っているそうだ。
しかし、繰り返しの常習性となったら不起訴など別の話しだ。
このような状況で単純に罰金刑を導入すれば、少額なら罰金で済むというイメージを植え付けてしまい結果件数は思ったほど減らないのではないだろうか。
一度目は仕方無いとしても再犯の場合は少額であっても積極的に起訴して裁判所も懲役刑や執行猶予にすれば良いではないだろうか。
懲役に行けば罪の重さも実感できるであろうし、執行猶予になればその間だけでも別件を含めて生活を慎重にしなければならない。
確かに「この位のことで」というかもしれないが万引きは常習性を持っており、極めて再犯率が高いと聞く。
キチンと本人に理解をさせる必要もあるのではないだろうか。
何でも罰金刑を増やせば良いという風潮はやめて欲しいと願う。
国民の側も犯罪抑止には何が効果的なのかをもう少し考える必要があるのかも知れない。
コメント 0