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川田龍平氏におもう [政治・行政・地方自治]

「2007年の決意」(龍平日記)

ソネブロに薬害HIV訴訟で有名な川田龍平氏がブログを開設していることをご存知だろうか。
彼は今、長野県にある松本大学の非常勤講師をされながら講演会などで全国を飛び回っている。
まぁ、有名な方なので略歴などは申し上げるまでもないだろう。

さて、先日、彼は今夏行なわれる参議院選挙に立候補することを表明している。
私は、彼のブログを読んでいて彼が国政で何をしたいのだか分からない。
薬害エイズの被害者であることは認める。講演活動では熱心にされていることもわかる。
しかし、政治の世界で立ち回れるのか、と言えば難しいのではないかと私は思う。
なぜならブログの上で、彼のように影響力のある有名人が素人がごとき発言が続いたかと思うとコメント欄を閉鎖したり運営が無茶苦茶な感が強い。
そのような点はすでにブログ上でも語られており、最近では自分の都合の良い点ばかりを一方的に取り上げるスタイルになってしまった。
と、言うよりもこれだけ有名な人物のブログにも関わらずコメントもTBもほとんど付かないのだ。
ブログは双方向のメディアであって、単なる情報発信の場ではないのだが・・・。
暇つぶしにブログをしているのなら止めた方が良いのではないかとすら思えてならない。

国会議員となりたいという割に政策的な話が無いというのも悲しいものがある。
と、言うより31歳で大学の講師をしている人の語る言葉では無い。
もう少し勉強するか、国会などという世界で活動するよりも市民運動に徹していた方が余程良いのかも知れない。

で、結局、何が言いたくて何がしたくて参議院議員になりたいのですか。
「希望を与えたい」
「競争より共生を」
誰しもが言うことで具体性に欠けている。
時代が彼に求めるものは本当にそんなものなのだろうか。

「自分の余生を、全力で「この国」を、「この星」を変えるために力を尽くします。」
「余生」で国政に携わろうとすべきではない。

彼の行動力は十分に認めるが、とにかく、早く具体案をみせてもらわねば。

ふと思ったのだが、彼が当選した場合、二世議員というのだろうか。


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コメント 4

 小林よしのり氏の著書にもありましたが、自分としては31歳で出馬(参議院の被選挙権は30歳から)したことは「ああ、やっぱりね」と言った感じです。
 出馬会見でも、「憲法を守る」といった主張があって、「厚生労働省に関わる問題を追及したい」というのであればまだ理解も出来ましたが(狂牛病問題なんて薬害エイズと同じにおいがします)、ここまで来るとただの左翼運動の感じがしました。
by (2007-03-02 10:13) 

南雲しのぶ

woody45さん、コメントありがとう。
まぁ、被害者意識が強い方でしたし目立ちたがり屋な側面も持っていたので仕方がないかな、とは思いますがまさか国政を狙っていたとは・・・。
彼は二十歳でカミングアウトしていて、余命幾ばくも無いのかと思っていたら。
市民運動というのはそんなものなんでしょうかね。
by 南雲しのぶ (2007-03-02 21:56) 

山中鹿次

私は確かに川田氏が具体像に欠けるのは認めますが、それよりレベルが高い議員なり候補者がどれだけいるかと考えると、発病したら死と隣り合わせの恐怖とカウントダウンする立場で、今の厚生行政を告発する意味で応援までしませんが、反対まではしません。
ブログの件でいえば、私のブログも読んでいる方多いのですが、コメント、トラックバック少ないので耳が痛いですが。
by 山中鹿次 (2007-03-02 22:41) 

南雲しのぶ

山中鹿次さん、コメントありがとう。
厚生行政を告発するのに被害者本人が出て来る必要はどこまであるのでしょうか?
もし、他の問題でも被害者や当事者が出てこなければならないというのであれば、議会制、代議制の民主主義は成り立たないのではありませんか?
TBやコメントの件は川田氏があまり丁寧な対応をしていないということですので、多い少ないということではありません。
川田氏のようにブログの力を見誤っている人がどれだけ国政で活躍できるのか心配です。
by 南雲しのぶ (2007-03-03 06:43) 

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