NHK朝ドラも時代の流れか

「低迷のＮＨＫ朝ドラ、見直しへ」エンタメ‐テレビニュース:イザ！

とうとう方向転換することになったNHKの朝ドラ。
確かに時代にそぐわなくなった感は否めない。


考えてみると、朝ドラ低迷の理由にはいくつかの原因がある。

一つには、一つのドラマでテーマがいくつも有り過ぎること。
昔なら一つ筋の通ったテーマがあった。
ところが、最近のものはいくつものテーマを並列で語ろうとしているから無理が有る。
あれもこれもでは八方美人となり関心が薄れる。

二つには、一日の放送回数が多過ぎること。
総合朝の８時１５分だけでなく、BShiの７時３０分。BS１の７時４５分。BS2の７時３０分。NHK総合の１２時４５分。
それとBS2の土曜日９時３０分から1週間のダイジェスト。
1週間内に６回も見る機会があったらわざわざ８時１５分からの回を見ようとする訳が無い。
分散すればそれだけ1回あたり視聴率が落ちて当たり前だ。

三つには、誰に向けてのドラマなのかが不鮮明になっていること。
これは一つめのテーマの話しに近いのだが、どの世代に向けてみてもらいたいと思っているのかが不鮮明だ。
朝の支度を終えて一段落して見るというのが本道だったが、今、そんなことをしている世代と言えば有閑マダムと高齢者世代くらいなものだ。
テーマと視聴世代を如何に合致させるかに失敗しているように思える。

まぁ、方向転換すると言ってもどこまでできるかわからないが、この三つを解決していかないと回復は見込めないだろう。

コメント 2

朝食を終えて、ゆっくり見ている高齢者で～～す。
今回のは、見るつもりがなかったのですけど、もう日課になっているんでしょうね。
テーマは、どれもが、「家族愛」じゃないかと思います。話は多岐に渡っても、結局はいつもその結論に辿りつく。
こんな時代ですから、家族の大切さを強調しているんでしょう。
by okko (2008-10-23 10:13) 

okkoさん、コメントありがとう。
いやいや、家族揃ってゆっくり見るのが一番ですよ。
昔はそうやって見ていたような気がするのですがねぇ。

「家族愛」は本線なのですが、それ以外のモノがいっぱいあるんですよね。
今回の”だんだん”も双子のつながりとか京都の伝統芸能（芸妓界）、地方の若者の都会志向とかなんだかいろいろ在り過ぎです。
「家族愛」だけで良いのに、と思っちゃいます。
by 南雲しのぶ (2008-10-23 20:20)