【少子高齢化】介護に疲れる前に

「「介護に疲れ、絶望」妻の首絞める　横浜市」：イザ！

また介護疲れを理由にした殺人未遂事件が起きてしまった。
この事件は社会の責任ということもあるだろうが、容疑者もその”社会”を作って来た世代としての責任もあるのではないだろうか。

ウチでも祖母の介護では地獄を見た。
しかし、それは最初の数年だけで亡くなるまでの長きに渡ってそれほどの苦労はしなかった。

それは社会と交信をし続けられたからだ。
自分の力だけで介護しよう、一家の中だけでなんとかしよう、だなんて思い続けていたら一家心中していただろう。
地域には民生委員がいる。
社会福祉協議会だって、市役所だってある。
救いの手を差し伸べてくれる人たちは沢山いるのだ。

なぜ、殺そうとするまで至ってしまったのか。
７月中旬から認知症の妻を介護していたという。
３ヶ月目。
一番辛い時期だ。
ここを乗り切ればまた違った結果になっていたに違いない。

地域は気がつかなかったのだろうか。
横浜市と言えばこのようなことに対しては他の地域よりも進んでいる。
住宅街のようだが、近所付き合いは無かったのだろうか。

殺す気になれば何でもできる。
せめて地域の民生委員に相談してからにして欲しかった。
意識不明とはいえ亡くなられていない、ということだけがせめてもの救いだ。

タグ：少子高齢化問題 日常生活 犯罪対策 裁判員制度