今イチ、実態の掴みにくい婚活詐欺から殺人事件に発展したと思われるこの事件。
大手メディアは「東京都板橋区在住の34歳女性」という匿名と言えないような匿名報道を行なっている。
死亡した男性と死の直前まで一緒に居た。
死亡原因の一酸化炭素中毒の発生源である練炭を事前に大量購入していた。
以前にネット詐欺で執行猶予判決を受けていた。
その後に結婚詐欺を疑われることをしていた。
などなどの状況証拠は揃っているが確実な物的証拠が無いという。
この状態では“疑わしい”というのが精一杯だろう。
事実、このような犯罪はある一定のところまでは簡単に辿り着くが詰めが難しいのだ。
この段階で実名を出す事は“疑わしきは罰せず”の精神から逸脱しているだけでなく、先日の”足利事件冤罪”の際に冤罪撲滅を訴えていたのはどうしてしまったのだろうか、と思えてならない。
ネットと言うのは怖いものでちょっとした事が自分では止められない大きな力に変わって行く事もある。
意図していない事に変化してしまうこともある。
“もし仮に”と言うストッパーをもっていないと後顧に憂いを残すことになろう。
この事件で一つ言えるのは、当初、自殺で決着がつこうとしていた事件が殺人事件として疑われるようになって来たということは警察にも少し変化があるのかも知れない。
ただ、これが埼玉県警の力で動いたのかどうか知りたいものだ。
すでに実名は分っているが、ここでは敢えて書かないでおきたい。
捜査関係者においては、一刻も早い真犯人の逮捕を望む。
それにしても、婚活ブームではあるが、こういう危険も含んでいるんだと言うのも寂しいものだ。