将来の無い国日本

「ノーベル賞受賞の野依氏憤慨　事業仕分けで「スパコン世界一」を否定」：イザ！

「（コンピューター性能で）世界一を目指す理由は何か。２位ではだめなのか」
ここまで堕落したのかと残念無念の思いだ。

「世界一を目指す理由は何か」
技術力を向上させる事。

「２位ではだめなのか」
１位を目指してもなかなか１位になれないのに、2位でも良いじゃないかと思いながら１位などになれないし技術向上につながるわけがない。
１位をとることが目的なのではなく結果として１位になるのだ。

ボケな議員が言う分には仕方が無いかと思うが東大院教授やら千葉工業大惑星探査研究センター所長といった学問の世界に居る人ですらこの程度なのかと思うと憤慨せざる得ない。

現代の数学や宇宙の世界はスパコンがなければ成り立たない。
ではこの2人の学者は最優秀なスパコンを使わずに自らの学問を極めれば良い。

今、日本では世界一を誇れるものがどれだけあるだろうか。
”ジャパンアズナンバーワン”と言われていた経済力ですらOECD加盟国内でも低い方だ。
スポーツの世界でもメダルをほとんど取れなくなった。WBCとて大会規約によって優勝できたと言っても過言ではないほどだ。
日本人の多くが勝手に日本は優秀、世界で上位と勘違いしているだけでそれほど誇れるだけのものを持っていないのだ。

明治維新以降、日本人が美徳として来た弛まぬ努力を民主党は”ゼニがあらへん”というだけの理由で捨て去ろうとしている。
あまりにも乱暴であまりにも姑息な事業仕分けには反対をせざるを得ない。

これもそれも”日本の将来像”を示さない政治家の無能さからだ。