【裁判員制度】評価は上々 [人権・差別・逆差別]
「裁判員「よい経験」98%、高い充実感浮き彫り アンケート」:イザ!裁判員制度が良い経験であったという評価が98%と反響を得ている。
もちろん、裁判所側のアンケートであるのでそのまま信頼することはできないが概ね妥当なものだと私は思う。
制度実施前は、未知のものへの恐怖心と一部過激反対派の脅しとも取れる喧伝から評価は芳しく無かった。
それがイザ始まってみれば”良い経験”とまで言わせしめている。
もちろん、裁判なのだから”良い経験”と言うだけではダメな訳でキチンと審判に加われたかどうかが問題となる。
その点はまだまだ改善していかねばならない部分も多いだろう。
実際、これまで見て来たものの多くは否認していないものが多かった。
被告が否認していないわけだから事実とされる証拠の真贋と被告の反省の度合いが量刑の軽重となれば良かった。
しかし、否認事件であったり冤罪の可能性が出た場合などは厳しい判断とならざるを得ないだろう。
特にそれが死刑か否かという判断となればなおさらだ。
先日も放火事件で被告が大声を上げて威嚇するので恐怖から質問ができなかったという事例があった。
結局は被告側に不利なポイントとなったが、否認事件であれば無実を主張して声を荒げる被告とて居るだろう。
まだまだ始まったばかりの制度で問題点も少なくは無い。
しかし、それを国民が育てて行くと言う心が大切だ。
国民も司法に対して参加したいという気持があったということなのかも知れない。
ぜひともこの制度が”あって良かった”と言うことで根付いてくれることを望む。
裁判員制度になってこれから死刑判決は出せるんでしょうかね?
どーなるのでしょうかね?
by ぽぽぽ (2009-11-18 18:22)
ぽぽぽさん、コメントありがとう。
当然、”出せる”でしょう。
裁判員の方が常識的に判決を下す傾向がありますから心配はありません。
ただ、裁判官が永山基準をどのように説くかによっても違うでしょうけど。
あまり先例にとらわれる事無く、事の本質もキチンと判断して判決を下せば良いだけです。
それについて他人がとやかく言うことではありません。
by 南雲しのぶ (2009-11-18 19:21)