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イトーヨーカ堂社長「イオンと一緒に運ぶのも」 [時事・日常生活]

イトーヨーカ堂の亀井社長は、「イトーヨーカ堂の商品とイオンの商品を一緒に運んでもいいのでは」と述べ、ライバルとの協力関係も排除しない考えを示したのだそうだ。

正直言ってこれは無理だし無駄だろう。
今の巨大小売業は産地から消費者までを一社で賄おうとしている。
すべての部門で利益を吸い取ろうとしているのだ。
そうやって安く仕入れ安く販売する。
それが薄利多売の極致なのだ。

本来、消費者の側が「適正価格」で購入することを一番に考えなければならないのだが実際には「安ければ良い」ということになってしまう。
なぜ値段が安くなるのかということをもっともっと真剣に考えてみれば、単純に安値では買えないと思わねば。

さて、共同配送システムは難しいだろう。
それぞれに物流倉庫があり個別の配送システムで成り立っており同じ車に載せれば良いと言う訳にもいかない。
そんなことをしたら逆にトラブルが頻発することだろう。

古来、日本の流通業界というのは多段階にわかれてそれぞれがそれぞれの専門企業によって受け持たれていた。
生産者、集荷業者、市場、卸、仲卸、配送業者、小売店、消費者となっていた。
それが卸、仲卸が悪者かなにかのように産直が叫ばれ、産直=安価というイメージを刷り込んだ。
今では、集荷業者、市場すら省いてしまった。

しかし、それはすべて生産者と流通業界が負う事になるわけで、経済成長している時代には良いが成長が止まると辛いことになり、事実、このように悲鳴を上げだしている。

昭和の時代に戻す事も視野にいれていくことも大切なのかも知れない。
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