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【環境問題】天声人語 2011年9月4日(日) [環境・災害・健康]


asahi.com(朝日新聞社):天声人語 2011年9月4日(日)
▼電力需要の最盛期、全国54の原発のうち39は止まっていた。結果的には、原発なしで間に合った計算になる。節電で賄えるなら物騒なものを動かさなくても、というのが人情だろう

朝日新聞の1面に掲載されている【天声人語】にこのように書かれていた。

とてもまともな論評とは思えない。

まず、今夏は比較的猛暑が少なく済んだ。
これが一番の原因だ。
そしてなにより多くの人が「節電に協力しよう」と言う高い意識を持っていた。
企業もシフトを動かしたり出退勤時間をずらしたりもした。
だからこそ乗り越えられたのであって「単純な節電」で乗り切れるわけがない。

生活スタイルに負担をかけているわけで、これがいつまでも続く訳が無い。
今年一年と思えばこそだ。
それがわかるので今冬のことだろう。
節電意識が中だるみ、企業が正常シフトに戻り、夏のようにピークタイムが無い状態となることは非常に危険性が高い。
石油ストーブが売れているという話題を聞くがどこまで賄えるのだろうか。

当初、福島第一以外の原発は復旧させることを前提として動き始めた。
それがストレステストだのなんだのと言い出し復旧をさせていない。
ドンドンと原発での発電量が落ちて行く。
止めたままにしておけば良いと簡単に思うかもしれないが、復旧させるタイミングも含めて計画して行かねばならずローテーションを崩してはいけないのだ。

長期的に見て原発を廃止するというのは仕方の無い流れかも知れない。
しかし、それは長期的な計画を立てて行うべき事だ。
再生可能エネルギーによる発電を高めるだけでなく、原発に代わる安定的発電手段の確立。
解決しなければならないことが沢山あるということだ。
今夏、上手く行ったからと言って軽々に原発廃止を語って欲しく無い。

まず、国民がエネルギー消費をどこまで減らせるのかを真剣に考えるべきなのだ。
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