【民主党】放射能をうつしてやる

「「放射能うつす」経産相、進退発展も」：イザ！

鉢呂吉雄経済産業相が「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない。まさに死の町という形だった」と発言した舌禍事件に尾ひれはひれが付きだした。

なんと、帰京した際、都内の議員宿舎で記者団と懇談中、記者に防災服の袖をすりつけるしぐさをし「放射能をうつしてやる」などと発言したと言うのだ。
記者団との懇談中というからには記者が漏らしたということなわけだ。
最近の記者というのはオフレコができないのかとても残念だ。

私は思うのだが、一言二言の言い間違いや説明不足はあらゆるところで起きている。
「死の町」「放射能をうつしてやる」
という言葉だけを取り上げて何か言っても意味は無いのだ。

ただ、放射能がうつると言いながら袖をするつける仕草をしたことの方が問題なのだ。
行動というのは無意識に起きる。
汚いものがついて、それを他人になすりつけるということは普通しない。
それをついしてしまうというのは深層心理の中にそういった想いが常にあるということである。

福島に行くと放射能を浴びる。
放射能を浴びると汚れる。
汚れたからそれを落とさねばならない。
他人になすり擦り付ければ落ちる。
自らは潔白になる。

先日、福島の業者が福岡に出店しようとした時、市民を名乗る者から「福島からトラックで荷物がやってくるだけでも放射能をまき散らす。だから出店するな」という脅迫メール１５通が送られたがため出店できなくなった、という話題があった。
意識はこれと同じだ。
福島から来たトラックが汚染されているならすでに沢山のトラックが福島を通過している。
民主党政権の高速道路無料化では多くのトラックが制度を悪用して全国各地を走り回った。
一番の悪用先が九州ではないか。

鉢呂吉雄経済産業相が辞任する必要は無いが、相当の意識改革をしなければまた同じ過ちを犯す事になるだろう。
そうしたら辞任、いや内閣を総辞職して総選挙を再度行ってもらいたい。