今年に入って孤立死が相次いだことを受け、東京都は、これまで管理していなかった都営住宅の合鍵を保有することを決めた。異変を感じても、鍵を壊して立ち入ることに慎重にならざるを得なかった面があり、「より円滑な安否確認のため」として、入室の基準の見直しも行う。公営住宅には孤立死に陥る可能性がある高齢者や低所得者が多い実態もあり、各自治体の対策にも影響を与えそうだ。