小川敏夫法相は29日午前、3人の死刑を執行した、と発表した。民主党政権としては2度目で、前回の執行から1年8カ月ぶり。小川法相は1月の就任から約2カ月半で執行に踏み切った。記者会見で小川法相は「つらいことだが、執行は法相の職責だ」と語った。
これまで職責を果たさずに来た民主党法相のお陰で現職は大変なのだろうが、就任2ヶ月半で3人ではペースが遅過ぎる。
月に1回、複数人を執行して行かねば100人を切るまでどれだけの時間がかかるのか。
これからもキチンと執行してもらいたい。
さて、死刑について賛否がある。
私は賛成している。
それは単に命を奪ったら命で償えということだけではない。
やはり抑止力となることを期待しているからだ。
良く「死刑があっても犯罪は減っていないから抑止力になっていない」という声を聞く。
果たしてそうだろうか。
だいたい人間は悪い方に動きやすい。
何も無ければもっと犯罪が増えていたのに死刑によって思いとどまった件数も相当数あるとも言える。
今のような執行方法では密室で行われているため、執行後報道で触れる程度でしかない。
これではとても教訓として生かせるわけがなく、執行は公開で行うべきだと私は思っている。
直接、執行現場を見る事もできるし、動画配信などでも公開する。
何より、執行猶予のつかない中等度以上の犯罪で服役している囚人に教材として見せる。
犯罪は厳しく罰せられることを服役中に実感させるべきなのだ。
そして、そう言った犯罪で服役すると死刑執行を見なければならないということになれば、軽度の犯罪の抑止にもなる。
国として犯罪には厳罰で挑む姿を国民に見せつけるべきだ。