2012年04月23日 - 人権・差別・逆差別 米科学アカデミー(National Academy of Sciences、NAS)は18日、現在までの死刑研究では、その殺人抑止力効果について肯定、否定、いずれの結論も導くことはできないとした報告書を発表した。米国の科学アカデミーというのはくだらない研究をしているものだ。死刑に殺人抑止効果を求めてどうするのか。 いや、刑罰というものは犯罪の抑止力としてあるものではない。抑止力としてあるのであれば犯罪全体が減っていなければならないはずだが全くそのようなことはない。刑罰というのは罪を犯したものを社会から隔絶することで社会を安寧にする効果が期待されているのだ。今の刑罰や執行状況ではとても矯正としての役割を果たせておらず、それを期待するにも至らない。受刑者に人権だなどというものを与えているようではどうしようもない。