最近はやりの「海洋深層水」
これって、こんなに取っちゃって大丈夫なのかなぁ。
大陸棚より深い水深200〜300メートルという深海の栄養豊富な海水をさすのですが、その基準は曖昧なものです。
ほとんどの製品には採水地は書いてあっても、どのような方法で採られ管理され消費者に届くのかなど分からないことだらけです。
いや、各社HPにはそれぞれ自慢げに案内が紹介されていますが、なんの保証もないものばかりで反対に心配になってしまいます。
それに、10年以上昔だったと思うのだが、小笠原海溝に「とある廃棄物の焼却灰」を実験的に捨てたように思うんだけど、どなたか覚えてる人いませんか?
その時も、深海は安定しているし、深層と表層は分離されていて深層の水なんて使わないから大丈夫って言っていたような覚えがあるのです。
仮に水自体に問題がなく安心して飲めるものだったとしても、日本中で大量の深層水を採ってしまってバランスが崩れないのでしょうか?
先ほども言いましたが、海水というのは深層と表層では基本的に分離しています。それぞれに水温・気圧も含まれている成分も住んでいる魚介類も違います。
違うということは、お互いに交わることが無い訳で、深層水を採れば深層水だけが減ることになります。
魚介類には直接的に影響が出そうですし、環境面からみても海水温の上昇が急激になり海流などに影響がでないとは限らないと思うのです。
いま大量にあるからといって無秩序に採水させていると、取り返しがつかないことになりかねないように思うのだけど思い過ごしだろうか。
朱鷺にしても鯨にしても、オイルショック前の石油だって「沢山ある(いる)から大丈夫」って言って無秩序に採られて(使われて)いたじゃないですか。
これって、本当に大丈夫なの?