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家庭ゴミ集積所に胎児の遺体 [少子化・高齢化・格差]

神戸の産婦人科医院が家庭ゴミ集積所に胎児の遺体を捨てたという事件が1月下旬にあった。
以前にも別の医療機関でもどうようなことがあったような気がする。

なぜ胎児とはいえ遺体をなぜ「生ゴミ」同様の扱いができるのあろうか。
まして、生命の尊厳を十分に知っているはずの医療機関でだ。
この医院では「胎児は誤って廃棄してしまった」と「廃棄して」なのだ。
誤ってというのも恐ろしいものだが、「廃棄」という気持ちで取り扱っていたのかと思うと。
中絶にしても流産にしても、その子の最期を「廃棄」などで良いのだろうか。

産婦人科は医師不足が叫ばれ久しく、看護士は慢性的な人手不足だ。
扱いがぞんざいにならざるを得ないのかも知れない。
なぜ、このような国になってしまったのだろうか。

日本は、文明を発達し、文化度も高い、そして医療も高度である。
国民自身も先進国であり裕福で幸せな国だと思っている。
しかし、本当にそうなのだろうか。
勘違い、思い違いをしているだけなのではないのだろうか。

もう一度、見つけ直す時期にきているのではないだろうか。

亡くなられた胎児のご冥福をお祈りしてやまない。


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