大相撲ファンには懐かしいデビッド・ジョーンズさん(元パンアメリカン航空極東支配人)が2日心不全のため米国ネブラスカ州オマハで亡くなられた。89歳だったそうだ。
千秋楽の表彰式に、青い目をした外国人が紋付袴を着て、飄々と土俵に上がってくる。「ヒョー。ショー。ジョー」と独特なイントネーションで、ご当地弁を巧みに織り交ぜながら口上を読みあげる。そして最後には、自分より大きなトロフィーを持ち上げては優勝力士に渡している姿をみていると子どもながら楽しくて楽しくてたまらなかった。
パンナムが日本航路から撤退した以降も91年夏場所まで表所を続けた。この時、「あー、この姿がもう見れないのか」と落胆したことを今でも覚えている。もう14年も経つのかぁ。
大相撲人気が凋落して行く中。また一人、影で支えた名脇役がこの世を去った。ご冥福をお祈りする。
ここのところ、私の心を育ててくれた著名人が続けてなくなられている。寂しい限りである。こんな事言うようでは、年老いた証拠だよなぁ。