パルコの帝王 増田通二氏の訃報に触れて

パルコ（PARCO）の元会長、増田通二氏が21日、急性心不全で亡くなられた。
享年81。
パルコは知っていても「増田通二」と言われても多くの方がピンとこないだろう。
70年代、80年代にファッション、アート、カルチャーを一つの文化として発信したアートディレクターとして華々しく君臨していた。
当時、隆盛を極めていた西武セゾングループの中で、唯一、総帥堤清二が頭の上がらなかった唯一の人物として有名でもあった。
そのような関係から「Parcoはセゾンであってセゾンでない」まで言わしめた。
当時、流通業界に籍を置く者であれば、彼の経営哲学というものに一度は感化され、また反発もしてみたのではないだろうか。
あのような破天荒でありながら繊細な流通屋はもう出てこないだろう
氏のご冥福をお祈りする。

コメント 2

知りませんでした。
全盛期、渋谷といえばPARCOでしたね。
by こう (2007-06-25 12:02) 

こうちゃん、コメントありがとう。
今でこそ、パルコも一般化されてしまいましたが、当時は凄かったですよね。
カリスマ経営者と言うのはなかなか現れないものです。
by 南雲しのぶ (2007-06-25 21:00)