SSブログ

法廷にミリタリーパンツ姿? [山口県光市母子殺害事件考]

「月日はめぐれども」(iza! にしてんま傍聴日記)

山口県光市母子殺害事件の差し戻し審の中日に当たる25日。
被告が法廷にグレーのタンクトップにオリーブグリーンのミリタリーパンツを履いて出廷したのだそうだ。
仮にも被告は、本人の弁で「過って死なせてしまった」としても人を死に至らしめた事実を受けて法の裁きを待っているのだ。
それが、タンクトップにミリタリーパンツって一体なに?
人を死に至らしめてさえ、反省をしていないと言うことなのか。

弁護団の服装を見ても、裁判に敬意を持っているとは思えないものばかりだから、その根性が被告にも感染したのだろう。
もちろん、判決は服装で決まるわけではない。
弁護団も「服装で判決が左右されるというのであればキチンとした服装をさせる」と言い放つことだろう。

人を死なせたことに反省すらしていないような証言が続き、挙げ句の果てにはこの有様だ。
これを持ってしても、彼に最高刑が加えられても致し方ないと思うのは市井の民からすれば当然のことだろう。

人権は最大限に尊重されなければならないことだが、最大限の尊重をしてもなお彼の言動は許し難いものだ。
それを止められない弁護団もまた同様に。

安田好弘弁護士もこの事件で評価を格段に貶めることになるだろう。
それでもなお人権派ネットワークの結束はより強固なものになり、聖戦となることなのだろう。

法廷にミリタリーパンツ姿で反省していると思えますか?

前記事

信じ難い弁解の連続



nice!(3)  コメント(21)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 21

tekapo

いやはや呆れます。21世紀の日本でこんな裁判をやっていると思うと、先が思いやられます。弁護士は懲戒請求ができるようなので日本中に広めませんか?
http://www.k3.dion.ne.jp/~sugiura/index5.html
by tekapo (2007-07-28 11:50) 

toyo

昔、深夜に泥棒に入られたことがあります。追いかけたのですが、残念ながら逃がしてしまいました。翌日警察が来て、指紋採取やら何やらで大変でした。後日その泥棒が捕まったと聞きましたが、警察はその泥棒の素性を私達にはいっせつ教えてくれませんでした。その泥棒の将来を考えると人権が大事ということらしいです。被害者の権利より加害者の人権が大事なのでしょうか?かなりの恐怖をこっちは味わったのです。すごい疑問を感じました。
極論ですが、中東では泥棒をしたら、その泥棒の腕を切り落とすというようなことを聞いたことがあります。野蛮といえば野蛮ですが、それくらい明快な処置をしてもいいのではないかと思うときがあります。なんか現代は「ああいえば、こういう」みたいな、単純なことを複雑にしている嫌いがあると思います。加害者の人権も結構ですが、被害者の人権がおざなりにされている気がしてなりません。
100歩譲って、この犯人が精神疾患者だとしても、それでも充分死刑に値すると私は思います。精神疾患者であろうとなかろうと「やったこと」に対する責任は、(たとえ責任能力があろうとなかろうと)償いはさせるべきだと思うのです。たとえば、故意でなくても、交通事故を起こしたら責任をとるのと同じようにです。これは乱暴な考え方でしょうか?
by toyo (2007-07-28 19:22) 

南雲しのぶ

tekapoさん、コメントありがとう。
貴重な情報ありがとうございます。
懲戒要求については、これまでの記事にも書きましたように私自身としては考えておりません。
彼らには彼らなりの考えがあって被告のために自分のために一生懸命弁護されているわけでしょうから。
ただ、彼らの行動が理解できないのは同じ思いです。
by 南雲しのぶ (2007-07-28 20:27) 

南雲しのぶ

toyoさん、コメントありがとう。
それはそれは大変でしたね。
被害者にも人権があり、どちらを優先すべきかは一目瞭然なはずですが、なかなか既得権者がその利権を手放さない状態ということなのでしょう。
被害者の人権によってメシを食っている人たちも多いようですので、今回の裁判を突破口に「人権でメシが食える」という悪しき慣習を打ち破る必要はあると思います。
by 南雲しのぶ (2007-07-28 20:31) 

こう

法廷にミリタリーパンツですか、今時の言葉で言うと「イタイ」ってやつですね。
被告の家族はどう思っているのでしょうね。
理屈じゃなく、ダメなものはダメって言わないと。
そういう教育がされていない印象を受けます。
by こう (2007-07-30 22:45) 

南雲しのぶ

こうちゃん、コメントありがとう。
結局、「反省すらしていない」ということなのでしょう。
被告の家族は、家庭崩壊しているようですからもう帰る場所すらないのでしょう。
服装だって心証に与える影響は大きいのですから。
by 南雲しのぶ (2007-07-31 05:47) 

あじゃあじゃ

興味深く一連の記事を読ませて頂きました。私も一児の父親であり、又、事件が起きた地に現在住んでいるということもあり、とても関心を持っているつもりではありましたが、当研究所の記事で初めて知る事が余りにも多く、びっくりしました!とても勉強になりました。
by あじゃあじゃ (2007-07-31 22:16) 

南雲しのぶ

あじゃあじゃさん、コメントありがとう。
この事件は私にとってライフワークになっているかも知れません。
当初は、単にマスコミ報道からだけ見た感想的なものを書いていましたが、多くの方から、特に法律に詳しい方からのご意見やご指摘をいただき、見方が変わってきました。
法律の優しさや難しさを知るに至り、真実の追求をしてみたいと思った次第です。
まだまだ一面的な見方しか出来ていませんが、お読み頂きありがたく思います。
ぜひ、地元に居るからこそのお話しとかお聞きできれば幸いです。
by 南雲しのぶ (2007-07-31 22:29) 

モコ兄

皆様方より大分送れましたが、コメントさせて頂きます。
それにしても法廷にミリタリーパンツ姿とは・・・・
もしかして精神障害者のフリして死刑を回避させようと
する弁護士どもがこの被告にさせたんじゃないですかネ。
死刑賛成派の僕は死刑廃止論者など人だとは思って
ないのですが(言い過ぎか?)、南雲さんはどう思い
ますか?死刑廃止論者のおバカさんたち、どういう
理屈つけても死刑廃止といっている限りこの悪徳
弁護団と脳ミソは同じなんですよ!!
by モコ兄 (2007-08-10 15:47) 

モコ兄

モコ兄です。手違いで同じコメントを2度送ってしまいました。
片方を削除しておいてください(あつかましいよ)・・・・・
by モコ兄 (2007-08-10 15:52) 

南雲しのぶ

モコ兄さん、コメントありがとう。
死刑廃止運動にはいろいろな系統があって、この弁護団がやっているようなのは過激であまり理解されていないのではないでしょうか。
仰るように死刑推進論者ではないかと思えてなりません。
ただ、まともな廃止論もありますし、継続が良いとも限りません。
死刑の存廃だけでなく、今の時代にあった刑罰を改めて考えて行く時期にきているのかも知れません。
単に厳罰にすれば良いのではなく、社会がその刑罰を認める環境にならなければならないでしょう。
私は、法が死刑を認めている以上、それに該当する犯罪は当然適用させるべきだと思います。

ソネブロのコメント欄は二重投稿してしまいやすいですよね。
私も時々してしまいます。
同じ内容でしたので、後ろを消しておきました。
by 南雲しのぶ (2007-08-11 05:46) 

黒的九月

何も知らない方がてんこ盛りですね

 拘置所に収監されてる間は基本的に自殺防止のためにベルトやネクタイの持ち込みは不可能ですし(つまりフォーマルな服装は出来ないってこと)、衣服も差し入れられ無い限り同じ物しか着用できません。
冷暖房の無い拘置所の普段着として汚れてもいいアーミーパンツ(といっても本物のコマンドパンツか、ホームセンターで売ってる作業着に毛の生えたベトナムパンツの類いかすら不明ですね。後者だと思いますけど)なんて不思議でもなんでもないんですけど。
被告が自由にこの服を選んだとでもお思いなのでしょうか。

 差し入れが無い被告ならばヨレヨレの汚れたスウェットやジャージ、スウェットって事が当たり前のようにあるんですが。

こうした状況に対して、「被告人がジャージ等ではなくスーツで出廷できるように」って日弁連が要望してるんですけどね。拒否してるのは検察なんですよ。

管理人さんはもうすこし調べてからものを言ったほうがいいと思います。
by 黒的九月 (2007-12-04 09:24) 

南雲しのぶ

黒的九月さん、コメントありがとう。
日本には、黒的九月さんほど博学な人はなかなかいないのでその知識量と比べられると凡人として辛いですね。
ただ、この記事の視点は「軽装」であったか否かではないのでちょっとその点を言われましても残念ながらお答えのしようがありません。
by 南雲しのぶ (2007-12-04 18:32) 

黒的九月

>この記事の視点は「軽装」であったか否かではないので


はあ?


>弁護団の服装を見ても、裁判に敬意を持っているとは思えないものばかりだから、
>その根性が被告にも感染したのだろう。

↑こういう言いがかり紛いの事実誤認垂れ流してるのは何処の誰ですか
by 黒的九月 (2007-12-04 20:13) 

南雲しのぶ

黒的九月さん、コメントありがとう。
貴重なご意見ありがとうございました。
私のような若輩にはなかなか深いご見識に考えさせられること多々。
今後のブログ運営の参考とさせていただきます。
by 南雲しのぶ (2007-12-04 21:05) 

黒的九月

いえ私の見識なんて別に参考にしなくていいですから。

>それが、タンクトップにミリタリーパンツって一体なに?
>人を死に至らしめてさえ、反省をしていないと言うことなのか。
とか

>弁護団の服装を見ても、裁判に敬意を持っているとは思えないものばかりだから、
>その根性が被告にも感染したのだろう。

という発言と

>ただ、この記事の視点は「軽装」であったか否かではない

という発言のどこに整合性があるんですか?
と質問してるんです。
by 黒的九月 (2007-12-04 21:38) 

南雲しのぶ

黒的九月さん、コメントありがとう。
貴重なご意見ありがとうございました。
私のような若輩にはなかなか深いご見識に考えさせられること多々。
今後のブログ運営の参考とさせていただきます。
by 南雲しのぶ (2007-12-04 22:04) 

aihara

少年が反省しているかどうかはともかく、
服装と内面は、関係はありません。
あきれてものもいえませんね。

弁護士の立場に立つと、裁判所に対して敬意を払えないのは、分かります。
(それに、安田弁護士らの服装は、特にラフというわけではありません)

あなたは、免田事件・財田川事件・牟礼事件をご存じですか?
もしご存じないとしたら、この件でブログを書くのは、止めませんか? 不愉快です。
by aihara (2008-01-08 07:37) 

南雲しのぶ

aiharaさん、コメントありがとう。
この裁判には該当しないから良いのかもしれませんが「内面と服装は関係ない」ということになると、裁判員制度が始まったら被告弁護側は相当苦労することでしょう。
この被告のように謝罪をすべき立場であれば内面も外見も誠心誠意に謝意を示すのが大切だと私は思います。
弁護団の服装も同様です。

「免田事件・・・を知っているのか」についてですが、前2件はあらましまでなら知っています。もちろん、知識としての程度ですが。

「知らねば書くな。不愉快だ」
恐ろしい言葉です。
aiharaさんの仰る「知っている」とはどの程度のことを指すのでしょうか。
「名前を知っている」「事件の概要を知っている」「裁判の流れを知っている」「全てを知っている」ほかにもいろいろな「知っている」があるわけですが、どこからなら「書いて良い」知っているなのでしょう。
またそれを判断するのは誰なのでしょうか。

ちなみにaiharaさんはどの程度知っているというのでしょう。
by 南雲しのぶ (2008-01-08 18:59) 

aihara

まあ、ナントカな『死ななきゃ治らない』ということですよ。
ぼくは、冤罪を追いかけている取るに足らないルポライターですが。

あなたは、冤罪事件をご存じでありながら、
(概略でも知っていれば、人が人を裁く恐ろしさを痛感されるはずです。これが普通の感覚です。)
裁判所への敬意を、こともあろうに、
服装 という、まことに恥ずべき外見の問題から、言ってる。

恥を知りなさいよ!
by aihara (2008-01-18 01:39) 

南雲しのぶ

aiharaさん、コメントありがとう。
悲しい物言いですねぇ。
aiharaさんの言っていることこそ、冤罪の温床だと私は感じます。
冤罪事件がなぜ起こるのかわかっていないとをご自身で語っているのですから。
これがまさか「ルポライター」の言葉とはまた恐ろしい。
本当にルポルタージュを仕事としていらっしゃるのですか?

マスメディアの側に立つ人がこれでは日本の報道のダメさを痛感してしまいました。
by 南雲しのぶ (2008-01-18 06:37) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

ブログを作る(無料) powered by SSブログ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。