「「差し戻し前よりも死刑以外の余地はない」光市母子殺害事件差し戻し控訴審」(iza!)
光市母子殺害事件の差し戻し審で検察側の弁論が行なわれた。
検察側は「死刑を回避するに足りる酌むべき事情は一切見いだすことができない」として改めて死刑を求刑している。
「「差し戻し前よりも死刑以外の余地はない」光市母子殺害事件差し戻し控訴審」(iza!)
光市母子殺害事件の差し戻し審で検察側の弁論が行なわれた。
検察側は「死刑を回避するに足りる酌むべき事情は一切見いだすことができない」として改めて死刑を求刑している。
それにしても、みなさんはこの裁判を見ていて日本の司法制度をどのように感じられただろうか。
私は、昨年の3月に最高裁への上告審で弁論が開かれるという時点からこの事件を記事にしている。
そして、この記事で31件目となるのだが、複雑怪奇というか司法は人のためにあるものではないという思いを強くさせられることが続いた。
だいたい、事件が起きてから何年経ったと思っているのだろうか。
加害者は18歳になったばかりで事件を起こし今や26歳。
判決が下る頃には27歳にもなる。
ここまでで9年だ。
小学1年生の子どもなら中学を卒業しようとする学齢になる。
事実、被害者本村夕夏ちゃんも小学3年生になっているはずだった。
可愛い盛りだったことだろう。
この判決は来年1月以降に行なわれることになるが、この判決が出たところで終わりとは限らない。
人権派弁護団はその威信にかけて最高裁へ再上告をし、仮に自判して確定したとしても再審請求の連続だろう。
本当に望まれる結果とはいったいどういうものなのだろうか。
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烏合の衆だった
関連資料
「【光市検察側弁論要旨(1)】「被害者を冒涜」」(iza!)